スロットリング方式

次の図は、特定セグメント・タイプの帯域幅スロットリングを構成するための設定を決定するのに役立ちます。

帯域幅スロットリング

リレーを使用するスロットリング (A)

BigFix サーバーからダウンロードするリレー

BigFix リレーは、BigFix サーバーからダウンロードする際に、ファイル・ダウンロードをスロットリングするように構成できます。BigFix リレー・スロットリングが有効になっている場合、リレーは指定されたバイト数/秒以下で BigFix サーバーからダウンロードします。この設定は、サーバーへの接続が低速なリレー (56 kbps モデムで接続されたリモート・ロケーションのリレーなど) には特に有用です。

クライアント・スロットリングは、リレーで _BESGather_Download_LimitBytesPerSecond 設定を使用して構成できます。この設定の構成方法について詳しくは、設定のリストと詳細な説明を参照してください。

BigFix リレーの送信ダウンロード・トラフィック合計

BigFix バージョン 4.0 以上のリレーは、累積的ファイル・ダウンロードを常にスロットリングするように構成できます。このスロットリング設定が有効になっている場合、リレーはすべてのファイル・ダウンロードについて、指定されたバイト数/秒以下で送信します (クライアントおよび子リレーを含む)。この設定は、ローカル・エリア・ネットワークで、多くのクライアントに同時にパッチが送信される際に、非常に多くの帯域幅が使用されることが懸念される場合に特に有用です。

リレーの累積的ダウンロードのスロットリングは、リレーで _BESRelay_HTTPServer_ThrottleKBPS 設定を使用して構成できます。この数値を、リレーが結合されたすべてのクライアントに提供する秒当たりのキロバイト数合計に設定します。

BigFix クライアントを使用するスロットリング (B)

サーバーまたはリレーからファイルをダウンロードするクライアント

BigFix クライアントは、BigFix サーバーまたは BigFix リレーからダウンロードする際に、ファイル・ダウンロードをスロットリングするように構成できます。BigFix クライアント・スロットリングが有効になっている場合、クライアントは指定されたバイト数/秒以下でサーバーまたはリレーからダウンロードします。この設定は、低速で接続している個々のコンピューターには特に有用です (移動中の営業担当員やダイアルアップを使用するホーム・ユーザーなど)。

クライアント・スロットリングは、クライアントで _BESClient_Download_LimitBytesPerSecond 設定を使用して構成できます。この設定の構成方法について詳しくは、設定のリストと詳細な説明を参照してください。

BigFix サーバー/リレーを使用するスロットリング (C および D)

サーバー/リレーの送信ダウンロード・トラフィック合計

サーバーは、累積的ファイル・ダウンロードを常にスロットリングするように構成できます。このスロットリング設定が有効になっている場合、サーバー/リレーはすべてのファイル・ダウンロードについて、指定されたバイト数/秒以下で送信します (クライアントおよび子リレーを含む)。この設定は、ローカル・エリア・ネットワークで、多くの クライアントに同時にパッチが送信される際に、非常に多くの帯域幅が使用されることが懸念される場合に特に有用です。

BigFix サーバーの累積的ダウンロードのスロットリングは、サーバーで _BESRelay_HTTPServer_ThrottleKBPS 設定を使用して構成できます。この設定の構成方法について詳しくは、設定のリストと詳細な説明を参照してください。

注: 構成設定への変更を有効にするには、該当する BES ルート・サーバーまたは BES リレー・サービスを再始動する必要があります。