BigFix でのクライアント・ファイルのアーカイブ

BigFix クライアントから複数のファイルを 1 つのアーカイブに収集し、それらをリレー・システム経由でサーバーに移動することができます。こうすることで、BigFix 管理者は、特定の管理対象コンピューターのデータを自動的にログに記録することができます。

これを行うために、定期的にまたはコマンドに応じてファイルを収集できる Archive Manager という新規コンポーネントが BigFix クライアントに追加されています。これは、結果として圧縮された tarball を BigFix クライアントの Upload Manager に渡します。Upload Manager には、アップロードするファイルをキューに入れる入力ディレクトリーがあります。

Upload Manager はアップロード操作を一度に 1 つ実行して、ネットワーク・トラフィックを削減するために、管理しやすいチャンク形式でデータを移動させます。チャンクは一番近い BigFix リレーまたはサーバーに送信されます。そこで、チャンクは PostFile プログラムによって元のファイルに再アセンブルされます。

次に、PostFile はこのファイルをチェーンの上流である、次の BigFix リレーまたは BigFix サーバー上の最終的な宛先に渡します。ここでも Upload Manager を使用して、ファイルをチャンクにスライスし、それを階層内の次の PostFile プログラムに送信します。ファイルが最終的に BigFix サーバーに到達すると、クライアント・コンピューターの ID に基づいて、特別なディレクトリー・ロケーションに保存されます。ここまでの段階で、Upload Manager と PostFile プログラムのどちらでも、ネットワーク・トラフィックを滑らかにするために、チャンク・サイズを変更したり、アップロード速度のスロットリングを実行したりできます。

これらのコンポーネントに関連する構成設定については、クライアント・ファイルのアーカイブを参照してください。

注: Upload Manager は、未登録の BigFix クライアントが検出されると、一時停止します。これは、ネットワークのダウン、サーバーのビジー状態、またはクライアントの切断など、さまざまな理由で発生する場合があります。BigFix クライアントを BigFix システムに再び登録できるようになるとすぐに Upload Manager が再起動され、中断した場所から処理が続行されます。