コンソールの最適化

応答性能を高めるために、コンソールには適切な CPU の処理能力、メモリー、およびキャッシュ・スペースが必要です。コンソールのロード時間が長い場合、またはコンソールの実行速度が遅い場合、そのコンソールの速度を向上させる手法がいくつかあります。以下にそれらの方法を示します。

  • 十分なメモリーがあることを確認するBigFix コンソールは、メモリーの容量が多いと非常に有利で、コンテンツ (Fixlet メッセージ、タスク、アクションなど) の表示、フィルター操作、およびソートが高速化されます。コンピューターに十分な物理メモリーが搭載されていない場合、コンソールの実行速度は非常に低下します。タスク・マネージャー (Ctrl+Shift+Esc) でメモリーの使用量を確認できます。「パフォーマンス」タブを選択し、「物理メモリー」セクションを参照します。使用可能メモリー量が合計メモリー量の 10% 未満の場合、RAM が不足しています。この場合、RAM を追加することでパフォーマンスを向上させることができます。
  • コンソールとサーバーの間で 高速ネットワーク接続を使用する (100 MBPS 以上の LAN 接続が望ましい) 。大規模ネットワークの場合、BigFix データベースのサイズが大きくなる場合があります。この場合、低速接続を使用するコンピューターからコンソールを実行すると、多くの場合、ロード時間は非常に長くなります。
  • リモート制御ソフトウェアを使用する。ロードして表示するデータが大量にある場合、低速リンクを介してリモート・オフィスのコンソールを操作することは非常に面倒です。このような状況では、Citrix、ターミナル・サービスなどのソリューションや、その他のリモート制御ソフトウェアが便利な場合があります。サーバーに高速アクセスできるコンピューターにリモート制御サーバーをセットアップします。そのマシンがコンソールのインスタンスを表示できるようにし、支社がこれらのコンソールをリモートで実行できるようにします。データベースは本社にあり、リモート・オフィスは最適なパフォーマンスを得ることができます。詳しくは、リモート Citrix またはターミナル・サービスの構成を参照してください。
  • 古いアクションを削除するBigFix データベースには、古いアクションに関する情報が保存されます。コンソールは、これらの情報を起動時にロードし、シャットダウン時に保存します。これらの古いアクションを追跡する必要がない場合、削除してかまいません。削除すると、コンソールのロードとクローズが高速になります。削除したアクションは、データベース内にはまだ存在しますが、コンソールや Web レポートにはロードされません。必要に応じて、削除を取り消すことができます。
  • パフォーマンスの改善方法について詳しくは、「Performance Configurations」を参照してください。