「実行」タブ

「実行」タブは、さまざまなアクションのダイアログに表示されます。このタブで、アクションの適用時に満たされている必要がある、スケジュール、時間間隔、およびリカバリー・オプションを設定できます。

このタブの設定を使用して、ネットワークにおけるトラフィックの負荷を緩和します。

このウィンドウには、「アクション」ダイアログが表示されています。このダイアログで、「実行」タブが選択されています。このタブで、アクションの適用時に満たされている必要がある、スケジュール、時間間隔、およびリカバリー・オプションを設定できます。
このタブは、以下のような、いくつかの異なるダイアログから使用できます。
このダイアログの「制約」セクションで、アクションをスケジュールし、対象のコンピューターを制限できます。具体的には以下のようにします。
開始日 [日付] [時刻]
アクションを最初に実行できる日時を定義します。プルダウン・メニューから、クライアントのローカル時間または世界時を選択できます。ここで行う選択は、すべてのスケジュールの制限に影響します。バージョン 8.0 以降では UTC のみが使用可能であるので注意してください。
終了日 [日付] [時刻]
アクションの有効期限の日時を定義します。
実行期間 [時刻] [時刻]
アクションを実行できる期間を定義します。
注: 保留中のアクションは、期間が切れた場合でも実行されます。例えば、ベースラインは指定された時間制限に従って開始され、そこに含まれるすべてのアクションは、アクションを実行できる指定した期間とは別に実行される可能性があります。
注: 保留中のダウンロード・アクションは、期間が切れた場合でも実行されます。
指定の曜日のみ実行 [日, 月, 火, 水, 木, 金, 土]
アクションを実行する特定の曜日を定義します。
指定の場合のみ実行 [プロパティー] [演算子] [値]
これにより、取得プロパティーによってクライアントがフィルタリングされます。プルダウン・メニューから「プロパティー」「演算子」を選択した後、比較のための値を選択します。入力する値は、有効な関連式を形成する必要があります。
このダイアログの「ビヘイビアー」セクションでは、失敗したアクションおよび繰り返される Relevance を管理できます。BigFixクライアントは、失敗したすべてのアクションを再試行し、成功した後に失敗したすべてのアクションを再適用できます。この機能により、ネットワークの負荷とオペレーター介入を最小限に抑えながら、継続的なポリシーを自動的に実装することができます。以下のような動作を設定することができます。
失敗時の再試行回数 XX 回
アクションが失敗した際の最大試行回数を設定します。デフォルト値は再試行 3 回です。このチェック・ボックスを選択したら、以下の条件の中からいずれか 1 つを選択してください。
次の再試行まで XX 待機する
クライアントは、XX の時間間隔の間待機してからアクションを再試行します。デフォルトの時間間隔は 1 時間です。
コンピューターが再起動するまで待機する
クライアントは、リブートを待機してからアクションを再実行します。
このアクションを再適用する
ターゲットが Relevance 式によって設定されたポリシー・セットに準拠していない状態になっている場合、該当のアクションを再度適用します。このチェック・ボックスを選択したら、以下の条件の中からいずれか 1 つを選択してください。
再び該当する状態になった場合は常に
Relevance 式が再度 true に評価されたときにすぐ、アクションを再適用します。
再適用後も関連状態が続く場合、次の再適用まで XX 待機する
関連状態になってすぐにアクションを再適用するのではなく、再適用の試行の間に一定の期間待機することを指定します。
回数制限 XX 回に制限する
関連状態が続く間に、指定された最大回数、アクションの適用を続けます。デフォルト値は 3 回です。カウントは最初の試行のから開始されるため、制限が 3 の場合、実際の試行回数は 4 回になります。
制約を満たす前にクライアントのダウンロードを開始する
クライアントが実行の制約を満たす前に、ソフトウェアのダウンロードが開始されます。希望の時間フレームが開始されたらすぐにダウンロードを実行できるようにする場合は、このオプションを選択してください。
アクションの開始時刻を分散 MM 分以上間隔を置いて実行する
プログラムに対して、アクションの実行間隔を空けることを強制します。このオプションにより、大きな帯域幅を使用するアクションを実行する場合に、ネットワークの負荷を軽減できます。また、このオプションは、接続された数百のクライアントをリレーが効率的に処理するためにも役立ちます。
注: このオプションでは、アクションが実行されるまでの待機中にクライアントが別のリレーを選択した場合、アクションの開始に追加の遅延を設定し、設定された遅延時間を増やすことができます。