インストール・ロードマップ

このインストール・ロードマップを使用すると、IBM® Marketing Software レポートのインストールに必要な情報を素早く見つけることができます。

レポートのインストール・プロセスには、以下のステップが含まれます。

  • レポート・コンポーネントのインストール。
  • IBM Cognos® BI のインストールおよびテスト。
  • Cognos システムへの IBM Marketing Software 統合コンポーネントおよびレポート・モデルのインストール。
  • レポートのカスタマイズ。

次の表は、IBM Marketing Software レポートのインストール・プロセスの概要を、関係ステップの要旨と詳細手順の参照先情報とともにまとめたものです。

表 1. レポート・コンポーネントをインストールするためのロードマップ
ステップ 説明 詳細の参照先
前提条件について理解する。 レポートのインストールに必要なシステム前提条件について理解します。
重要: eMessage については、eMessage レポートをインストールするための追加の前提条件も理解する必要があります。
IBM Marketing Software Products Recommended Software Environments and Minimum System Requirements」を参照。

eMessage については、eMessage レポートの前提条件も参照。

IBM Marketing Software 製品をインストールする。 レポートで使用するデータを提供する製品をインストールします。 個別の製品インストール・ガイドを参照。
システム・ユーザーをセットアップする。 「設定」 > 「構成」ページ、および「設定」 > 「レポート SQL ジェネレーター」ページに対するアクセス権限を持つユーザーを構成します。レポート・プロパティーを構成するときと、レポート・スキーマの作成に使用される SQL を生成するときは、このユーザーとしてログインします。 ReportsSystem 役割を持つユーザーの構成を参照してください。
Marketing Platform がインストールされているマシンにレポート・スキーマをインストールする。 IBM マスター・インストーラーとレポート・パック・インストーラーを同じディレクトリーに配置し、マスター・インストーラーを起動します。 IBM Marketing Software システムへのレポート・スキーマのインストール を参照してください。
JDBC データ・ソースを作成する。 Marketing Platform が配置されているアプリケーション・サーバーで、レポートに使用する製品用のシステム・テーブル・データベースへの JDBC データ・ソース接続を作成します。 JDBC データ・ソースの作成を参照してください。
表 2. IBM Cognos BI をインストールしてテストするためのロードマップ
ステップ 説明 詳細の参照先
IBM Cognos BI をインストールする。 IBM Cognos 資料の指示に従ってインストールを行ってから、システムをテストします。 IBM Cognos BI のインストールおよびテストを参照してください。
表 3. Cognos システムに IBM Marketing Software 統合コンポーネントおよびレポート・モデルをインストールするためのロードマップ
ステップ 説明 詳細の参照先
Marketing Platform システム・テーブル用の JDBC ドライバーを入手する。 Marketing Platform で使用する JDBC ドライバーを、Cognos Content Manager がインストールされているマシンにコピーします。IBM 認証が実装されている場合、Cognos はユーザー情報を入手する際にこの認証を使用します。 Marketing Platform システム・テーブル用の JDBC ドライバーの入手を参照してください。
Cognos システムにレポート・モデルと統合コンポーネントをインストールする。 IBM Marketing Software マスター・インストーラー、Marketing Platform インストーラー、および製品のレポート・パックのインストーラーを、Cognos Content Manager がインストールされているマシン上の同じディレクトリーに配置します。次に、マスター・インストーラーを起動します。 IBM Cognos システムへのレポート・モデルと統合コンポーネントのインストールを参照してください。
IBM Marketing Software アプリケーション・データベース用の Cognos データ・ソースを作成する。 Cognos アプリケーションでは、レポートのために IBM Marketing Software アプリケーション・データ・ソースに対する接続が必要です。Cognos Connection の「管理」セクションを使用して、こうしたデータ・ソースを作成します。 IBM Marketing Software アプリケーション・データベース用の IBM Cognos データ・ソースの作成を参照してください。
E メール通知をセットアップする。 レポートを E メール添付ファイルとして送信するオプションを有効にする場合、Cognos Configuration で通知を構成します。 オプション: E メール通知のセットアップを参照してください。
Cognos ファイアウォールを構成する。 Cognos Configuration で、IBM Marketing Software システムを有効なドメインまたはホストとして指定します。 IBM Cognos Application Firewall for IBM Marketing Software の構成を参照してください。
eMessage のために、ステージング表、索引、およびストアード・プロシージャーを作成するためのスクリプトを実行する。 eMessage レポート用のステージング表、索引、およびストアード・プロシージャーを作成するために必要なスクリプトを実行します。 eMessage の場合のみ: ストアード・プロシージャー、ステージング表および索引の作成 を参照してください。
レポート SQL ジェネレーターのテンプレートをロードする。 CampaigneMessage、および Interact にレポートを実装するには、レポートがレポート可能データを抽出するレポート・ビューまたはテーブルを作成します。これらのビューまたはテーブルを作成する SQL スクリプトを生成する際にレポート SQL ジェネレーターが使用するテンプレートは、レポート・パックに含まれています。このステップでは、こうしたテンプレートを Marketing Platform システム・テーブル・データベースにロードします。 レポート SQL ジェネレーターのテンプレートのロードを参照してください。
ビューまたはテーブルの作成スクリプトを生成する。 いくつかの必要な構成プロパティーを設定し、レポート SQL ジェネレーターを使用して、レポート・ビューまたはレポート・テーブルを作成するための SQL を生成します。 ビューまたはテーブルの作成スクリプトの生成を参照してください。
レポート・ビューまたはレポート・テーブルを作成する。 IBM Marketing Software 製品システム・テーブル・データベースにビューまたはテーブルを作成します。 以下のいずれかのトピックを参照。
レポート・フォルダーをインポートする。 Cognos Connection で、レポートの圧縮ファイルをインポートします。 Cognos Connection へのレポート・フォルダーのインポートを参照してください。
データ・モデルを構成して公開する。 Cognos データ・ソースを作成したときに IBM Marketing Software システム・テーブルの所有者以外としてデータ・ソースにログインした場合は、このステップを実行する必要があります。 データ・モデルの構成および公開を参照してください。
レポート内の内部リンクを有効にする。 IBM Marketing Software レポートには、標準リンクがあります。それらを有効にするには、Cognos データ・モデルでリダイレクト URL を構成する必要があります。 レポート内の内部リンクの有効化を参照してください。
データ・ソース名を確認して公開する。 このステップは、Cognos Connection でデフォルトのデータ・ソース名を使用したかどうかによって異なります。 データ・ソース名の確認と公開を参照してください。
IBM Marketing Software で Cognos レポート・プロパティーを構成する。 IBM Marketing Software にログインし、Cognos レポート・プロパティーを設定します。 Marketing Platform での Cognos レポート・プロパティーの構成を参照してください。
レポート・フォルダー権限を構成する。 ユーザーに IBM Marketing Software アプリケーション内からレポートを実行する権限を付与するには、デフォルトの ReportsUser 役割を適切なユーザー・グループまたはユーザーに割り当てます。 レポート・フォルダー権限の設定を参照してください。
eMessage のために、ストアード・プロシージャーを実行およびスケジュールする。 eMessage レポートでは、デルタ・リフレッシュ操作を実行するストアード・プロシージャーによって設定される、ステージング表に入れられたデータを使用します。プロシージャーのスケジューリングは、ご使用のデータベースに応じて決まります。プロシージャーのスケジューリングは、IBM Campaign 環境および eMessage 環境や、ビジネス要件に精通したデータベース管理者が行う必要があります。
注: ストアード・プロシージャーを実行するまで、eMessage レポートのデータは確認できません。
eMessage の場合のみ: ストアード・プロシージャーをスケジュールして実行する方法を参照してください。
Interact イベント・パターン・レポート用のストアード・プロシージャー。 Interact イベント・パターン・レポートは、ステージング・テーブルに格納されているデータを使用します。このデータは、ストアード・プロシージャーによって設定されます。ストアード・プロシージャーは、デルタ・リフレッシュ操作を実行します。

Interact ETL は、自動的にレポート・データの集計をトリガーするので、デルタ・リフレッシュを実行するデータベース・ジョブを構成する必要はありません。

Interact イベント・パターン・レポート用のストアード・プロシージャーを参照してください。
Interact イベント・パターン・レポート用ストアード・プロシージャーを使用可能にする。 Interact イベント・パターン・レポートでは、レポートのレンダリングを高速にするため、データの集計としてデルタ・リフレッシュ処理を使用します。 Interact イベント・パターン・レポート用ストアード・プロシージャーの使用可能化を参照してください。
Interact イベント・パターン・レポートにおける並列実行の度合いを変更する。 Interact イベント・パターン・レポートの集計処理において並列実行の度合いを高めると、高速になり、パフォーマンスが改善されます。 Interact イベント・パターン・レポートの並列実行の度合いの変更を参照してください。
認証を有効にせずに構成をテストする。 レポートをインストールして構成した後で、認証を有効にする前に、いくつかのレポートを実行してセットアップをテストします。 認証を有効にする前の構成のテストを参照してください。
IBM Marketing Software 認証を使用するように Cognos を構成する。 IBM Marketing Software Authentication Provider を使用すると、Cognos アプリケーションは IBM Marketing Software 認証を使用して、スイート内のもう 1 つのアプリケーションであるかのように Marketing Platform と通信できるようになります。 IBM Marketing Software 認証を使用するように IBM Cognos を構成する方法を参照してください。
認証を構成して構成をテストする。 IBM Marketing Software 認証を使用するように Cognos を構成した後、システムを再びテストします。 認証が構成された状態での構成のテストを参照してください。
表 4. レポートをカスタマイズするためのロードマップ
ステップ 説明 詳細の参照先
カスタマイズ・ステップを実行する。 この時点で、レポートは適切に機能し、サンプル・レポートはデフォルトの状態にあります。CampaignInteract、または Marketing Operations のレポートやレポート・スキーマをカスタマイズしなければならない場合があります。 レポート・スキーマのカスタマイズ方法を参照してください。