eMessage の場合のみ: ストアード・プロシージャーをスケジュールして実行する方法

eMessage レポートでは、ストアード・プロシージャーによって設定されるステージング表に含まれるデータを使用します。ストアード・プロシージャーは、デルタ・リフレッシュ操作を実行します。ストアード・プロシージャーは、1 日 1 回以上実行します。それ以上の頻度でプロシージャーを実行する場合、デルタ・リフレッシュ方式では、複数同時に実行することはできません。

次の表には、ストアード・プロシージャーと、それによって実行されるタスクに関する情報が示されます。
表 1. eMessage 用のストアード・プロシージャー
ストアード・プロシージャー タスク
sp_runid 固有の実行 ID を作成します。実行 ID のリストは、UARE_Runid テーブルに保管されます。
sp_update_ucc_tables_stats ucc_* テーブルの統計を更新します。このスクリプトは、 sp_populate_* スクリプトの前に実行できます。
sp_populate_mailing_contacts ストアード・プロシージャーの前回の実行以降に受信したメール配信のコンタクト・データを処理します。
sp_populate_mailing_responses ストアード・プロシージャーの前回の実行以降に受信したメール配信のレスポンス・データを処理します。
sp_populate_sms_contacts SMS 機能が有効になっている場合: ストアード・プロシージャーの前回の実行以降に受信した SMS コンタクト・データを処理します。
sp_populate_sms_responses SMS 機能が有効になっている場合: ストアード・プロシージャーの前回の実行以降に受信した SMS レスポンス・データを処理します。
sp_get_delta_mailing_contacts sp_populate_mailing_contacts プロシージャーによって内部的に呼び出されます。ストアード・プロシージャーの前回の実行以降に送信されたメール配信のコンタクトの取得を担当します。
sp_generate_mailing_contacts sp_populate_mailing_contacts プロシージャーによって内部的に呼び出されます。ストアード・プロシージャーの前回の実行以降に実行されたメール配信でコンタクトを受けた顧客のメール配信とリンク・レベルのカウントの取得を担当します。
sp_get_delta_mailing_responses sp_populate_mailing_responses プロシージャーによって内部的に呼び出されます。ストアード・プロシージャーの前回の実行以降に受信したレスポンスの取得を担当します。
sp_generate_mailing_responses sp_populate_mailing_responses プロシージャーによって内部的に呼び出されます。ストアード・プロシージャーの前回の実行以降のメール配信およびリンク・レベルのレスポンスの取得を担当します。
sp_get_delta_sms_contacts sp_populate_sms_contacts プロシージャーによって内部的に呼び出されます。ストアード・プロシージャーの前回の実行以降の SMS の取得を担当します。
sp_generate_sms_contacts sp_populate_sms_contacts プロシージャーによって内部的に呼び出されます。ストアード・プロシージャーの前回の実行以降にコンタクトを受けた顧客のメール配信とリンク・レベルのカウントの取得を担当します。
sp_get_delta_sms_responses sp_populate_sms_responses プロシージャーによって内部的に呼び出されます。ストアード・プロシージャーの前回の実行以降の SMS レスポンスの取得を担当します。
sp_generate_sms_responses sp_populate_sms_responses プロシージャーによって内部的に呼び出されます。ストアード・プロシージャーの前回の実行以降のメール配信およびリンク・レベルの SMS レスポンスの取得を担当します。
sp_populate_mobile_responses ストアード・プロシージャーの前回の実行以降に受信したモバイル・レスポンス・データを処理します。
sp_get_delta_mobile_responses sp_populate_mobile_responses プロシージャーによって内部的に呼び出されます。ストアード・プロシージャーの前回の実行以降に受信したレスポンスの取得を担当します。
sp_generate_mobile_responses sp_populate_mobile_responses プロシージャーによって内部的に呼び出されます。ストアード・プロシージャーの前回の実行以降のモバイル・レスポンスの取得を担当します。

ストアード・プロシージャーの実行に関するガイドライン

ストアード・プロシージャーを実行するときは、以下のガイドラインに従ってください。
  • インストール・ファイルと共に提供されるスクリプトを使用して、データベース用にストアード・プロシージャーを作成する必要があります。
  • インストール済み環境のテーブルおよび索引のサイズを考慮します。テーブルが大きいほど、更新により多くの時間が必要です。コンタクト・データおよびレスポンス・データを処理するのに十分な時間を割り当ててください。初回の実行は、以降の実行に比べてより多くの時間を要する傾向があります。
  • ストアード・プロシージャーは長時間実行される場合があるので、システム・アクティビティーが減少する夜間などの時間帯にプロシージャーを実行することを検討してください。
  • 処理されるレポート・データの有効範囲を制限することにより、レポート・データのリフレッシュに必要な時間を削減することができます。
  • scheduling sp_runid をスケジュールした 10 分以上後に実行されるように、schedule sp_populate_mailing_contacts および sp_populate_mailing_responses をスケジュールする必要があります。

スクリプトが正常に実行されると、最終戻りコード 0 が表示されます。