IBM Marketing Software と Cognos の統合ロードマップ
IBM® Cognos® をインストールした後、IBM Marketing Software スイートを IBM Cognos と統合する必要があります。
以下のリストは、IBM Cognos を IBM Marketing Software アプリケーションと統合する方法の概要を示しています。
- IBM Cognos データ・ソースを作成します。
- IBM Cognos アプリケーション・ファイアウォールを構成します。
- ストアード・プロシージャーを構成します。
- ビューまたは具体化されたビューを作成します。
- レポート・テーブルを作成し、データを設定します。
- Marketing Platform で Cognos レポート・プロパティーを構成します。
- IBM Marketing Software 認証を使用するように IBM Cognos を構成し、テストします。
注: 統合する IBM Marketing Software アプリケーションに応じて、実行する必要がある作業が異なります。
- Marketing Platform システム・テーブル用の JDBC ドライバーの入手
Cognos が Marketing Platform システム・テーブルからユーザー情報を取得できるようにするため、Marketing Platform システム・テーブル用の JDBC ドライバーを入手する必要があります。Cognos は、IBM Marketing Software の認証のためにユーザー情報を必要とします。 - IBM Cognos システムへのレポート・モデルと統合コンポーネントのインストール
IBM Cognos システムに、レポート・モデルおよび統合コンポーネントをインストールする必要があります。Cognos のインストール環境が分散環境の中にある場合は、Cognos をインストールしたサーバーにレポート・パッケージをインストールする必要があります。 - IBM Marketing Software アプリケーション・データベース用の IBM Cognos データ・ソースの作成
IBM Cognos アプリケーションには、IBM Marketing Software アプリケーション・レポート用のデータのソースを識別する独自のデータ・ソースが必要です。 - オプション: E メール通知のセットアップ
IBM Marketing Software レポートを E メールの添付ファイルとして送信するように IBM Cognos を構成できます。このタスクはオプションです。 - IBM Cognos Application Firewall for IBM Marketing Software の構成
IBM Cognos Application Firewall は、IBM Cognos サーバーで要求が処理される前に、その要求を分析し、検証します。 - eMessage の場合のみ: デルタ処理のためのストアード・プロシージャー
IBM eMessage レポートには、eMessage システム・テーブルに関連付けられたステージング・テーブルが必要です。システム・テーブルは、Campaign スキーマの一部です。eMessage レポートで使用するメッセージ応答データを処理するためのストアード・プロシージャーを、定期的に実行する必要があります。 - レポート SQL ジェネレーターのテンプレートのロード
レポート・スキーマを使用する IBM Marketing Software レポート・パッケージには、テンプレート SQL select ステートメントを uar_common_sql テーブルにロードする SQL スクリプトが含まれます。レポート SQL ジェネレーターは、レポート・ビューまたはレポート・テーブルを作成する SQL スクリプトを生成する際に、これらのテンプレートを使用します。 - ビューまたはテーブルの作成スクリプトの生成
レポートを生成するときは、レポート・ビューまたはレポート・テーブルからレポート可能データを抽出します。ビューまたはテーブルの作成スクリプトを使用して、レポート・ビューまたはレポート・テーブルを作成することができます。レポート SQL ジェネレーターを使用して、ビューまたはテーブルの作成スクリプトを作成します。 - Cognos Connection へのレポート・フォルダーのインポート
IBM Marketing Software アプリケーション・レポートは、レポート・パッケージ・インストーラーによって IBM Cognos コンピューターにコピーされる圧縮 (.zip) ファイルに入っています。この圧縮ファイルを Cognos Connection にインポートする必要があります。 - データ・モデルの構成および公開
データ・ソースのセットアップ時にアプリケーション・システム・テーブルの所有者でないユーザーとしてログインした場合のみ、データ・モデルを構成して公開する必要があります。 - レポート内の内部リンクの有効化
IBM Marketing Software アプリケーション・レポートには、標準リンクがあります。リンクが適切に機能できるようにするには、IBM Cognos Application Firewall を構成する必要があります。また、IBM Marketing Software アプリケーション・レポートの Cognos データ・モデルでリダイレクト URL を構成することも必要です。 - データ・ソース名の確認と公開
モデルでレポートのデータ・ソースとして指定する名前は、Cognos Connection で作成したデータ・ソースの名前と一致している必要があります。モデルを Framework Manager から Cognos Content Store に公開する前に、データ・ソース名が一致していることを確認する必要があります。 - Marketing Platform での Cognos レポート・プロパティーの構成
IBM Marketing Software には、レポート作成を構成するためのプロパティーのセットがいくつかあります。一部のプロパティーは、Marketing Platform のレポート・コンポーネントのパラメーター値を定義します。一部のプロパティーは、IBM Cognos システムの URL およびその他のパラメーターを定義します。パラメーター値を定義するプロパティーは、ビューまたはテーブルを作成するスクリプトを生成するときに指定します。IBM Cognos システムの URL およびその他のパラメーターを定義するプロパティーは、必ず、指定する必要があります。 - レポート・フォルダー権限の設定
ユーザーごとに認証済みモードを使用するようにレポート・システムを構成した場合、適切な IBM ユーザーが IBM Marketing Software アプリケーションからレポートを実行できることを確認してください。これを実行する最も簡単な方法は、デフォルトの ReportsUser 役割を適切なユーザー・グループまたはユーザーに割り当てる方法です。 - eMessage の場合のみ: ストアード・プロシージャーをスケジュールして実行する方法
eMessage レポートでは、ストアード・プロシージャーによって設定されるステージング表に含まれるデータを使用します。ストアード・プロシージャーは、デルタ・リフレッシュ操作を実行します。ストアード・プロシージャーは、1 日 1 回以上実行します。それ以上の頻度でプロシージャーを実行する場合、デルタ・リフレッシュ方式では、複数同時に実行することはできません。 - Interact イベント・パターン・レポート用のストアード・プロシージャー
Interact イベント・パターン・レポートは、ステージング・テーブルに格納されているデータを使用します。このデータは、ストアード・プロシージャーによって設定されます。ストアード・プロシージャーは、デルタ・リフレッシュ操作を実行します。 - Interact イベント・パターン・レポートの並列実行の度合いの変更
並列実行の度合いの値を構成することができます。Interact イベント・パターン・レポートの集計処理において並列実行の度合いを高めると、経過時間が減少します。この度合いを高い値に設定すると、ハードウェア・リソースの要件もそれに比例して高くなります。 - Interact イベント・パターン・レポートに対する UARI_DELTA_REFRESH_LOG テーブル内のログ・メッセージ
UARI_DELTA_REFRESH_LOG テーブルには、すべてのプロシージャーのロギング情報が含まれています。 - 認証を有効にする前の構成のテスト
レポートをインストールして構成した後で、認証を有効にする前に構成をテストする必要があります。レポートのサンプルを実行することで、構成をテストできます。 - IBM Marketing Software 認証を使用するように IBM Cognos を構成する方法
IBM Marketing Software Authentication Provider を使用すると、Cognos アプリケーションは IBM Marketing Software 認証を使用して、スイート内のもう 1 つのアプリケーションであるかのように IBM Marketing Software スイートと通信できるようになります。 - 認証が構成された状態での構成のテスト
IBM 認証を構成した後で、IBM Cognos BI の構成をテストする必要があります。