ネットワークダイヤルアップのロケーションや接続を手動で設定する方法

Microsoft ダイヤルアップネットワークなどのリモートアクセスサービス (RAS) ソフトウェアが使用可能な場合は、HCL Notes® はその RAS ソフトウェアを使用してネットワークサーバーをコールし、そのサーバーから企業内の HCL Domino® サーバーやインターネット上の Web サーバーに接続することができます。

このタスクについて

ネットワークサーバーには、ISP や企業内のイントラネットを経由してアクセスする場合もあります。ネットワークサーバーを使用できるかどうかは、各企業のネットワーク管理者にお問い合わせください。

注: 組織よっては、ネットワークサーバーを「リモート LAN」サーバーまたは「リモートアクセス」サーバーと呼んでいることもあります。

Notes® では、ネットワークサーバーに関する情報は、ネットワークダイヤルアップタイプのホームロケーション文書や、ネットワークダイヤルアップサーバーの接続文書に保存されます。

最も簡単にロケーションを設定する方法は、[ツール] > [クライアント再設定ウィザード] をクリックして Notes® からの質問に答える方法です。この方法を使用すると、連絡先の文書の作成や編集が Notes® によって自動的に実行されます。ウィザードを使用する前に、ホームなどのネットワークダイレクトダイヤルアップロケーションを使用していることを確認します。

Domino® メール、インターネットメール、ニュースグループ、インターネット (LDAP) ディレクトリ用にネットワークサーバーへの接続を設定する最も簡単な方法は、ネットワークダイヤルアップロケーションを開いて [接続設定ウィザード] ボタンをクリックする方法です。また、ネットワークダイヤルアップサーバーの接続文書を手動で作成することもできます。ネットワークダイヤルアップサーバーの接続文書は、ネットワークサーバーの電話番号が変更された場合など、いつでも編集できます。

ネットワークサーバーへの接続を使用した複製については、「選択したサーバーとの間で複製するには」と「コールエントリを作成するには」を参照してください。

ネットワークダイレクトダイヤルアップロケーション文書を手動で作成するには

手順

  1. メニューから、[ファイル] > [ロケーション] > [ロケーションの管理] をクリックします。
  2. [ホーム] ロケーションをクリックして [編集] をクリックします。
  3. [基本] タブで、[ロケーションタイプ][ネットワークダイヤルアップ] をクリックします。
  4. [サーバー] タブをクリックし、ホームサーバーの階層名 (例: maileast/acme) を [ホーム/メールサーバー] フィールドに入力します。
  5. オプション: Domino® ディレクトリサーバーを使用している企業の場合、[Domino ディレクトリサーバー] フィールドにそのサーバー名を入力します (acmedirectory/acme など)。
  6. [ポート] タブの [使用するポート] で、LAN ポートが有効になっていることを確認します。
  7. オフラインで作業ができるように、[メール] タブの [メールファイルのロケーション] フィールドが [ローカル] に設定されていることを確認します。[メールファイル] フィールドには、サーバーのメールファイルのパス名が設定されます (「mail\jqpublic」など)。
  8. Notes® メールのドメイン名を入力します。通常は、全社で使用されているドメイン名 (例えば、acme) です。
  9. [OK] をクリックします。

ネットワークダイヤルアップサーバーの接続文書を手動で設定するには

手順

  1. [開く] ボタンをクリックして [連絡先] をクリックします。
  2. 以下のいずれかの手順を実行します。
    • 新しい接続文書を作成するには、[表示 > [詳細] > [接続] をクリックします。[新規] ボタンをクリックして [サーバー接続] をクリックします。
    • 既存の接続文書を編集するには、[表示] > [詳細] > [接続] をクリックし、ネットワークサーバー名をクリックして [編集] ボタンをクリックします。([基本] タブまたは [ネットワークダイヤルアップ] タブで、必要に応じて設定を変更します。)
  3. [基本] タブをクリックします。
  4. [接続タイプ] フィールドで [ネットワークダイヤルアップ情報] をクリックします。
  5. [サーバー名] フィールドに、アクセスするサーバーの名前を入力します (「the_network@acme.com」など)。
  6. [使用する LAN ポート] フィールドに、ネットワークサーバーと同じプロトコルドライバを使用している、使用可能なポートを指定します。例えば、ネットワークサーバーで TCP/IP が使用されている場合は、[TCP/IP] を指定します。
  7. [ネットワークダイヤルアップ] タブをクリックします。
  8. [サービスタイプを選択] フィールドで [Microsoft ダイヤルアップネットワーク] をクリックします。
  9. [設定] セクションの各フィールドに、必要な情報を入力します。それらの情報について不明な点がある場合は、サービスプロバイダまたは企業のネットワーク管理者にお問い合わせください。[設定の編集] をクリックするだけで、このセクションの情報を変更することができます。
    ヒント: この設定情報は、オペレーティングシステムで指定されています。
  10. オプション: [コメント] タブをクリックして、参照用の情報を追加します。
  11. オプション: [詳細] タブをクリックして、この接続の専用ロケーションやログインスクリプトなどを設定します。
  12. [保存して閉じる] をクリックします。