ネットワーク・ポートの競合
BigFix WebUI は、ネットワーク・ポート 80 (HTTP) と 443 (HTTPS) で通信するように初期設定されています。WebUI は、さらに 2 つのポート (5000 と 5001) を使用します (80 および 443 に加えて)。
これらのポートは WebUI の有効化の際に任意の値に設定できます。選択したポートがオープンのまま維持され、他のアプリケーションで使用されないことがきわめて重要です。WebUI ログイン時に WebUI が HTTP から HTTPS にリダイレクトできないなど、WebUI の通常と異なる動作に気付いた場合、ポートの競合がないか確認してください。実行中のサービスを確認するには netstat コマンドを使用します。
- Linux:
netstat –l
- Windows:
netstat -an
競合が見つかった場合、問題に対処する方法がいくつかあります。
- WebUI が稼働する場所を変更するマシン上の重要な WebUI サービスのネットワーク・ポートを調整するクライアント設定は以下のとおりです。
- _WebUI_HTTPS_Port (デフォルト: 443)
- _WebUI_Redirect_Port (デフォルト: 80)
- _WebUIAppEnv_APP_PORT (デフォルト: 5000)
- _WebUIAppEnv_APP_PORT_MIN (デフォルト 5002)
- _WebUIAppEnv_APP_PORT_MAX (デフォルト 5999)
- 競合が発生しているネットワーク・サービスを停止します。競合するサービスの例を以下に示します。
- SQL Server Reporting Services (ReportServer)
- Web Deployment Agent Service (MsDepSvc)
- BranchCache (PeerDistSvc)
- Sync Share Service (SyncShareSvc)
- World Wide Web Publishing Service (W3SVC)
- Internet Information Server (WAS、IISADMIN)
- SolarWinds Agent
- Nutanix Guest
WebUI サーバーの設定について詳しくは、『サーバー設定の定義』を参照してください 。
WebUI と Web レポートの競合
WebUI と BigFix Web レポートの間で競合が発生することがあります。バージョン 9.2.4 以前のプラットフォームでは、Web レポートはデフォルトでポート 80 に設定されています。プラットフォーム V9.2.5 以降、Web レポートは、WebUI との競合を回避するために、デフォルトでポート 8080 になりました。既存デプロイメントを 9.2.5 以降にアップグレードするときに、Web レポートで使用されるポートは変更されません。そのため、完全に更新されたデプロイメントを実行できても、依然としてポートの競合が発生する可能性があります。
WebUI のインストール時に、Web レポートとのポート競合が検出され、Web レポートのポートを変更するオプションが提供されます。詳しくは、『通信ポートの変更』を参照してください。