デプロイメント要件

このガイドには、BigFix プラットフォーム V10.0.0 以降に WebUI をインストールするための情報および手順が記載されています。WebUI は BigFix プラットフォーム V10.0.0 以降のバージョンでサポートされています。

WebUI をデプロイする前に環境を準備します。

WebUI サービスをインストールする前に、以下のことを確認します。
  • BigFix プラットフォーム V10.0.0 以降をインストールします。手順は、『BigFix プラットフォーム・インストール・ガイド』を参照してください。
  • BigFix clientを同じコンピューターにインストールします。
  • BigFix Web レポートがインストール済みで実行中であり、REST API を介してアクセス可能である必要があります。前提条件が満たされない場合、WebUI は照会やプロファイルなどの一部の WebUI サイトおよびアプリケーションを読み込むことができず、通知の送信などのパッチ・ポリシーやサービスは利用できません。BigFix Web レポートがリモート・サーバーにインストールされていて、WebUI の起動後にデータ・ソースが構成されていても、WebUI サーバーが再起動されるまでこれらのアプリケーションは使用できません。
  • WebUI のインストールに使用されるデータベース・ユーザーに対して DBA が以下の権限を付与していることを確認します。
    • BFENT (DB2)、BFEnterprise (MS SQL Server) 内のすべての DBO テーブルに対する読み取りアクセス権限。
    • ストアード・プロシージャーを作成する権限。
    • WebUI 名前空間に新しい索引を作成する権限。
    • WebUI 名前空間に新しいテーブルを作成する権限。
  • 「通知の送信」サービスを使用するための要件は以下のとおりです。
    • BigFix Web レポートがインストール済みで実行中であり、REST API を介してアクセス可能である必要があります。
    • 通知サービスがリモート・マシンではなく BigFix ルート・サーバーにインストール済みである必要があります。
  • WebUI サービスをリモート・サーバーにインストールする場合は、以下のことを確認します。
    • インストール用の Fixlet をデプロイする前に、リモート・サーバー上で BigFix エージェント・バージョン 10.0.0 以降が実行されている必要があります。
    • BigFix ルート・サーバーと WebUI リモート・サーバーは、同じオペレーティング・システム (Windows または Red Hat) で実行する必要があります(オペレーティング・システムのバージョンは異なる場合あり)。サポートされるオペレーティング・システムは、次のとおりです。
      • Windows Server 2012 R2/Windows Server 2016/Windows Server 2019
      • Red Hat Linux 7/8 (64 bit)
  • WebUI を使用するには HTTP Cookie を有効にしておく必要があります。ブラウザーの Cookie が無効化またはブロックされているユーザーは、ログインできません。警告メッセージもエラー・メッセージも表示されません。
  • WebUI 通信用にネットワーク・ポートをオープンにする必要があります。デフォルト・ポートは 80 (HTTP) および 443 (HTTPS) です。詳しくは、『ネットワーク・ポートの競合』を参照してください。
  • 認証局 (CA) 署名済みの SSL 証明書により、WebUI デプロイメントとのセキュア通信が確保されます。詳しくは、『SSL 証明書の構成』を参照してください。
  • WebUI へのアクセスには、以下のサポートされているインターネット・ブラウザーを使用します。1024x768 以上の画面解像度が必要です。
    • Microsoft Edge (最新バージョンに更新されたもの)
    • Firefox (最新バージョンに更新されたもの)
    • Safari (最新バージョンに更新されたもの)
    • Chrome (最新バージョンに更新されたもの)
BigFix Query を使用するためのシステム要件は以下のとおりです。
  • BigFix バージョン 10.0.0 以降。
  • ご使用の環境で Web レポートが有効になっている。
  • BigFix Lifecycleまたは BigFix Security and Compliance のライセンス。
  • BigFix Query の要求を処理するには、対象クライアントに以下が備わっている必要があります。
    • UDP 通知を受信できる。
    • BigFix V10.0.0 以降がインストールされている。
  • すべての対象クライアントと中間リレーに BigFix V10.0.0 以降がインストールされている必要がある。
BigFix IVR を使用するためのシステム要件は以下のとおりです。
  • IVR スキーマが設定されている
  • IVR データ・フローが実行されており (IVR 1.4) Insights に相関するデータが存在する
  • Insights ETL が実行されている
  • デフォルトでは、WebUI IVR アプリはポート 52318 を listen します。これは、WebUI アプリケーション構成ファイルで _WebUIAppEnv_INSIGHT_BROKER_PORT 設定を使用して変更できます。