WebUI および分散サーバー・アーキテクチャー (DSA)

スムーズな切り替えのための環境設定

WebUI サーバーが BigFix サーバーに直接接続されている場合:

• WebUI コンピューターのクライアント設定で、DSA サーバーをセカンダリー・リレーとして設定します。

  プライマリーの BigFix サーバーで障害が発生して、WebUI クライアントがレポートできない場合、通常のリレー選択プロセスでセカンダリー BigFix リレー値を使用してセカンダリー BigFix サーバーが検出され、そのサーバーにレポートが行われます。

• _BESClient_RelaySelect_ResistFailureIntervalSeconds の値を下げます。クライアント・システムで指定された設定 _BESClient_RelaySelect_ResistFailureIntervalSeconds は、フェイルオーバーのタイミングに影響を及ぼす可能性があります。その値の範囲は 0 秒から 6 時間であり、これにより、クライアントがエラー報告を無視する時間 (秒数) を定義します。これを過ぎると、クライアントは別の親リレーの検出を試行します。デフォルト値は 10 分です。フェイルオーバー構成の場合は、_BESClient_RelaySelect_ResistFailureIntervalSeconds (定義されている場合) を小さい値に設定するようにしてください。

WebUI サーバーがリレーに接続されている場合は、『リレー・フェイルオーバーの構成』の手順を参照し、環境設定を確認してください。

WebUI および DSA

DSA を使用して冗長性を確保し、プライマリー・サーバーに WebUI をインストールしている場合に、そのサーバーで障害が発生したときは、セカンダリー・サーバーを使用して、セカンダリー・サーバーに接続する WebUI の新規インスタンスをインストールする必要があります。

プライマリー以外のサーバーに WebUI をデプロイする場合、WebUI ホスト・マシンで WebUI サーバー設定を使用して、セカンダリー・サーバーに接続するようにクライアント設定 _WebUIAppEnv_PLATFORM_HOST を構成します。こうすると、WebUI インスタンスは、マストヘッドで指定されたホスト名を使用するデフォルト設定になりません。

WebUI が独立したサーバーにインストールされている場合は、それをアンインストールして再インストールする必要はありません。

WebUI をプライマリー・ルート・サーバーからセカンダリー・ルート・サーバーに正しく切り替えるには、以下の手順に従います。

1. WebUI サーバーを停止します。
2. 選択した DSA サーバーをマスター・サーバーとして使用するため、切り替え先の DSA サーバーの ID に masterDatabaseServerID を割り当てます。『Linux でのマスター・サーバーの切り替え』を参照してください。
3. WebUI コンピューターで、_WebUIAppEnv_PLATFORM_HOST の設定を、切り替え先の DSA サーバーに変更します。
4. プライマリー DSA サーバーで、BESAdmin ツールを使用して新しい WebUI 資格情報を作成し、WebUI 証明書ディレクトリーに新しいキーをコピーします。『追加の管理コマンド』を参照してください。
5. Fixlet Deploy/Update WebUI Database Configuration (ID 2687) を実行し、WebUI の正しいデータベース・サーバー (切り替え後に使用するデータベース・サーバー) を設定します。
6. WebUI サーバーを起動します。

障害が発生した DSA サーバーが復帰したとき、DSA 構成と WebUI 構成の両方を元に戻すには、上記のすべての手順を繰り返し、手順 3 と 4 の間に次を追加します。

• 障害が発生した DSA サーバーと現在の DSA サーバーの両方で、BESAdmin -revokewebuicredentials コマンドを使用して古い WebUI 資格情報を取り消します。『追加の管理コマンド』を参照してください。

DSA および SAML