キャッシング

キャッシュは WebUI の応答時間を短縮するために使用します。キャッシュ・データのプロセス、格納、更新が特定の間隔で実行されます

(ほとんどの WebUI データはリアルタイムで表示されますが、適用デバイス数など一部の WebUI カウンターでは複雑な計算が必要です)。処理時間はデバイス・カウントの増加に合わせて増加し、大規模デプロイメントは影響を受ける場合があります。以下の値がキャッシュされます。

  • デバイス・リストに示される適用可能なパッチ数
  • 以下に示される適用可能なデバイス・カウント:
    • パッチ・リスト
    • ソフトウェア・パッケージ・リスト
    • カスタム・コンテンツ・リスト
    • 個々のパッチ、ソフトウェア、およびカスタム・コンテンツに対する文書の概要
  • 進行中のデプロイメント・カウント:
    • コンテンツ・リスト
    • カスタム・コンテンツ・リスト
    • パッチ・リスト
  • デバイス・リストのデプロイメント情報

_WebUIAppEnv_SP_QUEUE_CONCURRENT「_WebUIAppEnv_SP_QUEUE_CONCURRENT」設定も WebUI キャッシュに影響します。ユーザーの WebUI 閲覧中にキャッシュ値を更新するバックグラウンドのアプリごとに、同時実行されるストアード・プロシージャーの数を制限します。デフォルト値は 5 です。

キャッシュされた値にはフラグが立てられます。例えば、デバイス・リストの関連パッチ数に次のメッセージが表示されることがあります。「最後の更新は 4 分前です。最新データを確認するにはここをクリックします」ブラウザーを更新すると、キャッシュから最新のデータが取得されます。

デフォルトの更新間隔は 10 分です。この間隔はキャッシュ存続時間 (TTL) の値とも呼ばれ、キャッシュ結果が無効になる頻度を決定します。キャッシュの新しさと応答時間に与える影響のトレードオフとして、10 分が妥当と考えられています。

この間隔を変更するには、クライアント設定 _WebUIAppEnv_CACHE_TTL を使用します。TTL 値を変更するには、システム負荷とオペレーターの並行性について深く理解する必要があり、構成のモニターと調整に意欲的な管理者にのみお勧めします。必要な間隔を秒単位で入力します。デフォルトの間隔は 600、最小の間隔は 180 (3 分) です。

キャッシュ更新の期間を長くするには、間隔を増やします。アクティビティーの多い、大規模なデプロイメント環境を使用するお客様については、間隔を長くすると、更新を少なくしてシステム・リソースへの影響を抑えられます。適用可能カウントを変更するアクティビティーは、より多くのリソースを消費します。適用可能カウントを変更するアクティビティーには、以下のものがあります。

  • BigFix に報告するデバイス数を増やす。
  • 火曜日にパッチを適用するなどの短期集中的なパッチ活動。