コンソールからのクライアントの適用

「クライアント適用ツール・ウィザード」を使用してクライアントを適用する方法。

前提条件:

「クライアント適用ツール・ウィザード (Client Deploy Tool Wizard)」から BigFix クライアントを適用する前に、必ず以下の分析を見つけてグローバルにアクティブ化してください。

1. グローバルにアクティブ化する分析
ID 名前
204 BES コンポーネントのバージョン (BES Component Versions)
2814 BES クライアント適用ツール・レポートの収集 (Collect BES Client Deploy Tool Reports)

BigFix コンソールから、「ウィザード」 > 「すべてのウィザード (All Wizards)」 > 「クライアント適用ツール・ウィザード (Client Deploy Tool Wizard)」をクリックします。

「クライアント適用ツール・ウィザード」は、BigFix クライアントを適用するための手順を案内します。

また、以下のステップを実行して、コンソールの「非管理資産」ビューからこのウィザードを起動することもできます。
  1. ビューで 1 つ以上の資産を選択します。
  2. その資産を右クリックします。メニューが開きます。
  3. 「BigFix クライアントのインストール」をクリックします。
    注:

    表示された「クライアント適用ツール・ウィザード (Client Deploy Tool Wizard)」には、事前入力された以下の情報が既に含まれています。

    • ステップ 1 で選択した資産の名前。
    • ステップ 1 で選択した資産にインストールされているオペレーティング・システムの選択。これは、資産で実行される Nmap スキャンで検出されます。
ウィザードの「ターゲット資格情報の設定」ページで、以下のようにします。
  1. 「ターゲットの追加」をクリックします。
  2. ターゲット・コンピューターのホスト名または IP アドレスを入力します。コンピューターの資格情報は、ここで入力することも、後で指定することもできます。
  3. 既に追加済みのターゲット・コンピューターの資格情報を指定する場合、またはそれを変更する場合は、リストからそのコンピューターを選択します。リストに表示されているターゲット・コンピューターを選択します。
  4. 「資格情報の設定」をクリックします。
  5. ターゲット・コンピューターへのアクセスに必要なユーザー名とパスワードを入力します。
  6. バージョン 9.5.10 以降、パスワードの代わりに、SSH 認証方式による秘密鍵ファイルを使用する場合、「鍵ファイルを使用」チェック・ボックスを選択します。また、秘密鍵生成時にパスフレーズが指定された場合、パスフレーズも指定できます。ASCII 文字のみサポートされています。秘密鍵ファイルは、PEM 形式で使用します。
    注: SSH 認証方式での Windows ターゲット・クライアントのインストールはサポートされていません。
    注:

    SSH 鍵認証を使用する場合、以下のいずれかのユーザーを指定します。

    • root
    • パスワードを使用せずに SUDO を実行するよう設定されているユーザーの場合。
    注: FIPS モードを有効にし、パスフレーズによる SSH 鍵認証を使用してクライアントをインストールする場合、FIPS 準拠のアルゴリズムを使用して証明書が生成されたか確認します。
    注: SSH 鍵認証を通じてターゲット・コンピューターにアクセスするためにサポートされている SSH アルゴリズムは ssh-rsa と ssh-dsa のみです。
  7. 注: テーブル・ヘッダーにある小さな拡大鏡アイコンをクリックすると、検索ボックスが表示されます。ターゲットのリストが特に長い場合にこの検索ボックスを使用すると、特定のデバイスを簡単に見つけることができます。列ヘッダーをクリックすると、その列の値で行がソートされます。
  8. 「次へ」をクリックして、「適用ポイントの選択」ページに進みます。
ウィザードの「適用ポイントの選択」ページで、以下のようにします
  1. リストに表示されているターゲット・コンピューターを選択します。
  2. 「適用ポイントの選択」をクリックします。
  3. リストから適用ポイントを選択します。
    注:

    このリストで表示される適用ポイントは、以下の一連のコンピューターです。

    • クライアント適用ツールをインストール可能で、「BigFix クライアント適用ツール (バージョン 10) のインストール/更新」という名前の Fixlet に関連するすべてのコンピューター。すべてのコンピューターの選択リストを使用できるようにするには、「優先される」フィルターから「はい」を削除します。
    • スタンドアロンのクライアント適用ツール (任意のバージョン) がインストールされているすべてのコンピューター。古いバージョンが検出された場合、クライアント適用ツールはバージョン 10 にアップグレードされます。
    • バージョン 10 の BigFix コンソールを使用しているすべてのコンピューター。
  4. 「次へ」をクリックして、「適用ポイントの資格情報の設定」ページに進みます。クライアントを UNIX ターゲットのみにインストールする場合、このページはスキップされます。
ウィザードの「適用ポイントの資格情報の設定」ページで、以下の手順を実行します。
  1. リストに表示されている適用ポイントを選択します。
  2. 「資格情報の設定」をクリックします。
  3. 適用ポイントにアクセスするために必要な資格情報を入力します。
  4. 「次へ」をクリックして、「詳細設定の設定」ページに進みます。
ウィザードの「詳細設定の設定」ページで、以下のようにします。
  1. 適用するオペレーティング・システムを選択します (資産で実行される Nmap スキャンの結果が事前入力されていない場合)。
  2. ターゲット・コンピューターにインストールするクライアントのバージョンを選択します。
  3. 「詳細設定の表示」チェック・ボックスを選択します。

    (オプション)「カスタム設定」セクションで、クライアント適用ツールによってデプロイされる各クライアントに適用するカスタム・クライアント設定のリストを追加します。

    これらの設定は、テーブルまたはテキスト・ボックスのいずれかに入力します。テーブルを使用する場合、設定ごとに改行し、列に名前と値を入力します。テキスト・ボックスを使用する場合、設定ごとに改行し、名前と値を「name=value」の形式で入力します。

    (オプション) デプロイ対象のクライアントにプロキシー通信が必要な場合、「プロキシー設定」セクションで次の情報を指定します。
    Address (アドレス)
    プロキシーに到達するために使用するホスト名。
    ポート
    プロキシーと通信するために使用するポート。
    ユーザー名
    プロキシーが認証を必要とする場合に、プロキシーで認証するために使用するユーザー名。
    パスワード
    プロキシーが認証を必要とする場合に、プロキシーで認証するために使用するパスワード。

    (オプション) バージョン 9.5.10 以降では、Windows ターゲット・コンピューターのカスタム・インストール・パスを入力できるセクションもあります。

  4. 「次へ」をクリックして、「クライアントの適用」ページに進みます。
ウィザードの「クライアントの適用」ページで、以下のようにします。
  1. ウィザードで表示される以下の要約情報を確認します。
    • BigFix クライアントがインストールされるすべてのターゲット・コンピューターのリスト。ターゲット・コンピューターへのアクセスに必要なユーザー名。各ターゲット・コンピューターで使用される適用ポイント。
    • 新しい適用ポイントが指定された場合、クライアント適用ツールがインストールされる適用ポイントのリスト。
    • 各適用ポイントでダウンロードされる BigFix クライアント・パッケージ (まだ存在しない場合)。
  2. 要約情報が正しい場合は、「適用」をクリックします。

「適用」をクリックすると、「クライアント適用ツール・ダッシュボード」BigFix クライアントの適用の詳細が表示されます。ダッシュボードについて詳しくは、『ダッシュボードへの適用結果の表示』を参照してください。