ログ

このセクションでは、BigFix コンポーネントと関連付けられたログ・ファイルについて説明しています。

コンポーネント・ログの実行

BES ルート・サーバー・ログ:
  • Windows: C:\Program Files (x86)\BigFix Enterprise\BES Server\BESRelay.log
  • Linux: /var/log/BESRelay.log
FillDB ログ
  • Windows: C:\Program Files (x86)\BigFix Enterprise\BES Server\FillDBData\FillDB.log
  • Linux: /var/opt/BESServer/FillDBData/FillDB.log
GatherDB ログ
  • Windows: C:\Program Files (x86)\BigFix Enterprise\BES Server\GatherDBData\GatherDB.log
  • Linux: /var/opt/BESServer/GatherDBData/GatherDB.log
状況レポートの収集
  • Windows: http://127.0.0.1:52311/cgi-bin/bfenterprise/BESGatherMirrorNew.exe
  • Linux: 状況レポートが存在しません。
リレー・ログ:
  • Windows: C:\Program Files (x86)\BigFix Enterprise\BES Relay\logfile.txt
  • Linux: /var/log/BESRelay.log

BigFix 管理ツール (BESAdmin) のログ

Windows には、2 つ以上の BESAdmin ログ・ファイルがあります。
  • BESAdmin を実行する各ユーザーには、特定のログ・ファイルがあります。

    C:\Users\{USERNAME}\AppData\Local\BigFix\BESAdminDebugOut.txt

    例: C:\Users\Administrator\AppData\Local\BigFix\BESAdminDebugOut.txt

  • BESAdmin が Fixlet によって呼び出される場合 (または LocalSystem ユーザーによって実行される場合)、ログ・ファイルは次のようになります。

    C:\Windows\System32\config\systemprofile\AppData\Local\BigFix\BESAdminDebugOut.txt

Linux システムでは、ログ・ファイルは次のフォルダーに 1 つだけあります。
  • /var/log/BESAdminDebugOut.txt
BESadmin ロギングのデフォルトの動作を変更するには、オペレーティング・システムに基づいて以下を実行します。
  • Windows オペレーティング・システムの場合、レジストリー・キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\BigFix\Enterprise Server\BESAdmin を作成し、目的のオプションを追加します。
  • Linux オペレーティング・システムの場合、/var/opt/BESServer/besserver.config ファイルに、オプションを指定するためのエントリー [Software\BigFix\Enterprise Server\BESAdmin] を追加します。
ロギングの動作を決定するのは、次のオプションです。
  • DebugOut: (文字列) ログ・ファイルの完全なパス。
  • EnableLogging: (数値、DWORD) ロギングがアクティブかどうかを示します (1 = はい、0 = いいえ)。オプション DebugOut が空でない場合、デフォルトは 1 で、DebugOut が空の場合、デフォルトは 0 です。
  • EnabledLogs: (文字列) 記録先のログのリスト (セミコロンで区切る) を指定します。デフォルトは critical;debug;database です。
  • LogFileSizeLimit: (数値、DWORD) ログがローテーションされる前の各ログのサイズ (バイト単位)。デフォルトは 10 MB です。

クライアント・ログ

クライアントはその現在のアクティビティーを、[year][month][day].log の形式でファイル名として現在の日付を使用するログ・ファイルに記録します。アクティブなログのサイズが 512K に達すると、ログがバックアップ (.bkg) ファイルに移されて、現在の日付の新しいログが開始されます。ログが再び 512K に達すると、バックアップによって既存のバックアップが上書きされます。アクティブ・ログもバックアップ・ログも両方とも 10 日後に削除されます。各オペレーティング・システムについて、BigFix クライアント・ログのデフォルトの場所を以下に示します。
  • Windows: C:\Program Files\BigFix Enterprise\BES Client\__BESData\__Global\Logs
  • UNIX、Linux: /var/opt/BESClient/__BESData/__Global/Logs
  • Mac: /Library/Application Support/Bigfix/BES Agent/__BESData/__Global/Logs

BES サーバー・プラグイン・サービス・ログ

このログファイルのディレクトリーは C:\Program Files\BigFix Enterprise\BES Server\Applications\Logs です。

注: ログ・ファイルの名前やパスを変更する場合は、文字の表示に関する問題を防ぐため、ASCII 文字だけを使用し、ASCII 以外の文字は使用しないでください。

BES WebReports サーバーのインストール/ログ更新
  • Windows: %LOCALAPPDATA%\BigFix\BESInitializeBESReportsDB.txt
  • Linux: /var/log/BESInitializeBESReportsDB.txt

ロギングの設定

以下の Windows レジストリー・キーを設定することによって、いくつかの BigFix コンポーネントでロギング・アクティビティーを有効または無効にできます。

1. ロギングの設定
BigFix コンポーネント レジストリー・キー名 レジストリー・キーのタイプ レジストリー・キーの値
Windows 管理ツール (Windows Administration tool) EnableLogging REG_DWORD 無効にする場合は 0、有効にする場合は 1
Linux 管理ツール (Linux Administration tool) EnableLogging REG_DWORD 無効にする場合は 0、有効にする場合は 1
コンソール EnableLogging REG_DWORD 無効にする場合は 0、有効にする場合は 1
Web レポート LogOn REG_DWORD 無効にする場合は 0、有効にする場合は 1
Fixlet デバッガー EnableLogging REG_DWORD 無効にする場合は 0、有効にする場合は 1
FillDB EnableLogging REG_DWORD 無効にする場合は 0、有効にする場合は 1
FillDB パフォーマンス (FillDB Performance) EnablePerformanceLogging REG_DWORD 無効にする場合は 0、有効にする場合は 1
FillDB 照会パフォーマンス (FillDB Query Performance) EnableQueryPerformanceLogging REG_DWORD 無効にする場合は 0、有効にする場合は 1

Fixlet のインストール・ログとアップグレード・ログ

Fixlet を使用して BigFix コンポーネントをインストールまたはアップグレードする場合、インストール・ログのパスは Fixlet によって決まります。

インストール用 Fixlet のセットアップ・ログのパスは次のとおりです。
  • クライアント適用ツール (CDT) : {BigFix クライアント・フォルダー}\BesClientDeployToolInstall.log
  • コンソール: {BigFix クライアント・フォルダー}\BesConsoleInstall.log
  • プラグイン・ポータル: {BigFix クライアント・フォルダー}\BesPluginPortalInstall.log
  • リレー: {BigFix クライアント・フォルダー}\BesRelayInstall.log
  • WebUI サービス: {BigFix クライアント・フォルダー}\BesWebUiInstall.log
アップグレード用 Fixlet のセットアップ・ログのパスは次のとおりです。
  • C:\BesInstallationGeneratorUpgrade.log
  • サーバーおよびローカル Web レポート: C:\BesServerUpgrade.log
  • スタンドアロン (リモート) Web レポート: C:\BesWebReportsUpgrade.log
  • クライアント適用ツール (CDT) : {BigFix クライアント・フォルダー}\BesClientDeployToolInstall.log
  • リレー: {BigFix リレー・フォルダー}\BesRelayUpgrade.log
  • サーバー API: {BigFix サーバー API フォルダー}\BesServerApiUpgrade.log
  • WebUI サービス: {BigFix WebUI フォルダー}\BesWebUiUpgrade.log

Windows での手動インストール・ログおよびアップグレード・ログ

BigFix 10.0.8 より前のバージョンでは、Windows で BigFix インストーラーを手動で実行する場合、デフォルトではログは作成されません。

このようなログを作成するには、インストーラーに特定のオプションを渡すか、 こちらに記載されている手順どおりにデフォルトの Windows 設定を変更して、インストール・ログをグローバルに有効にします。

BigFix 10.0.8 以降で.exe のセットアップを手動で実行して BigFix コンポーネントをインストールまたはアップグレードした場合、インストール・ログは「%LocalAppData%」フォルダーに保存されます。

.exe setups のインストール・ログの名前は次のとおりです。
  • クライアント: BesClientInstall.log
  • コンソール: BesConsoleInstall.log
  • インストール・ジェネレーター: BesInstallationGeneratorInstall.log
  • プラグイン・ポータル: BesPluginPortalInstall.log
  • リレー: BesRelayInstall.log
  • サーバー API: BesServerApiInstall.log
  • サーバーまたは Web レポート: BesServerInstall.log
  • WebUI サービス: BesWebUiInstall.log
.exe セットアップのアップグレード・ログの名前は次のとおりです。
  • クライアント: BesClientUpgrade.log
  • コンソール: BesConsoleUpgrade.log
  • インストール・ジェネレーター: BesInstallationGeneratorUpgrade.log
  • プラグイン・ポータル: BesPluginPortalUpgrade.log
  • リレー: BesRelayUpgrade.log
  • サーバー API: BesServerApiUpgrade.log
  • サーバーおよびローカル Web レポート: BesServerUpgrade.log
  • サーバーおよびローカル Web レポート: BesWebReportsUpgrade
  • WebUI サービス: BesWebUiUpgrade.log

.msiのセットアップを手動で実行して BigFix コンポーネントをインストールまたはアップグレードした場合、インストール・ログは「%temp%」フォルダーに保存されます。この名前は、「Msi*.log」のパターンに基づいてランダムに生成されます。

Linux での手動インストールおよびアップグレード・ログ

Linux では、デフォルトでログが作成されるのは BigFix サーバー・インストーラーのみです。インストール・ログとアップグレード・ログはどちらも /var/log/BESInstall.log に保存されます。

BigFix サーバー・インストーラーは、一度に複数のコンポーネント (サーバー、Web レポート、WebUI、クライアント) をインストールできます。