IBM FlexPoint

9.2.13 から使用可能。 IBM FlexPoint は、FlexPoint バンドルの一部として購入された IBM 製品のコストを決定するために使用できるライセンス・メトリック単位です。バンドルの各製品には、異なるライセンス・メトリックに基づいてライセンスが供与されますが、すべてのメトリックは FlexPoint に変換されます。この変換は、特定の計算に基づいて行われます。FlexPoint バンドルに割り当てられている PVU および RVU ソフトウェアは、サブキャパシティー・ルールに基づいてライセンス交付を受ける必要があります。現在 FlexPoint バンドルの一部として使用可能な製品は、IBM Cloud および IBM Analytics ブランドの製品です。

必要な IBM FlexPoint の数の予測

ご使用の環境で製品のライセンス交付を受けるために必要な FlexPoint の数を予測するには、IBM FlexPoint Calculator を使用します。FlexPoint バンドルの一部としてデプロイする予定の製品ごとに、ライセンス・メトリック単位の数を指定します。これで、その数が FlexPoint に変換されて、合計が算出されます。

以下の例は、ご使用の環境で使用されている FlexPoint の数が BigFix Inventory によってどのように計算されるかを示しています。これらの計算はサンプル値に基づくものであり、あくまで例としてのみ参照してください。
IBM Cloud DevOps オファリングを購入し、このオファリングから以下の 3 つの製品をデプロイしたとします。UrbanCode Deploy Server Agent、Rational Test Workbench、および Rational Test Virtualization Server。各製品は、IBM Cloud DevOps オファリングの一部としてデプロイする製品のライセンス交付を受けるために必要な IBM FlexPoint に記載されているように、異なるライセンス・メトリックに基づいてライセンス交付を受けます。これらの製品で使用される IBM FlexPoint の数を計算するために、 は各製品が使用するライセンス・メトリック単位の数に、その製品のメトリック単位ごとに割り当てられた IBM FlexPoint の数を乗算します。各製品の結果が合計されて、IBM FlexPoint バンドル全体で使用される IBM FlexPoint の数が求められます。
1. IBM Cloud DevOps オファリングの一部としてデプロイする製品のライセンス交付を受けるために必要な IBM FlexPoint

表は、5 つの列と 4 つの行から成ります。5 番目の行に、最初の 3 つの列が結合されています。

製品 使用済みのライセンス・メトリック ライセンス・メトリック単位ごとの IBM FlexPoint 計算
UrbanCode Deploy Server Agent 2 つの仮想サーバー 129,800 2 x 129,800 = 259,600
Rational Test Workbench 50 人の許可ユーザー 15,950 50 x 15,950 = 797,500
Rational Test Virtualization Server 210 PVU 2,893 210 x 2,893 = 607,530
使用される FlexPoint の合計 1,664,630

メトリック使用量の読み取り

IBM FlexPoint バンドルについての情報

IBM FlexPoint および IBM Cloud Pak レポートに IBM FlexPoint バンドルに関する情報を表示できます。このレポートには、ソフトウェアの分類時に行った決定に基づいて、IBM FlexPoint バンドルがリストされます。メトリック数量は、IBM FlexPoint で表される指定した期間のバンドル全体のライセンス・メトリック使用状況を表します。

IBM FlexPoint および IBM Cloud Pak レポートからの抜粋

IBM FlexPoint バンドルに寄与する製品についての情報

バンドルの一部である個々の製品のライセンス・メトリック使用状況を記載した詳細なレポートを表示するには、IBM FlexPoint および IBM Cloud Pak レポートに移動し、「製品名」列の FlexPoint バンドル名をクリックします。詳細情報には、FlexPoint バンドル全体のピーク日と、個々の製品で使用される FlexPoint の数が含まれています。また、製品のライセンス交付を受けて、レポート期間中に使用される、元のメトリック単位の数を確認することもできます。

注: 9.2.16 バンドルに寄与する製品のメトリック数量を変更できます。FlexPoint バンドルの一部である製品に対して宣言されたメトリック数量を設定すると、バンドル全体の FlexPoint の数が自動的に調整されます。詳しくは、下記を参照してください。宣言されたメトリック数量の設定と削除
詳細レポートから抜粋します。

監査スナップショットの FlexPoint に関する情報

9.2.16 監査スナップショットを生成すると、FlexPoint バンドルに関する情報と、それらが使用する FlexPoint の数が flexpoints.csv ファイルに記載されます。このファイルには、バンドル内のソフトウェア製品に関する情報と、その製品で使用される FlexPoint の数に関する情報が追加で記載されます。

2. flexpoints.csv ファイルのフラグメント
行 No. 発行者 プロダクト名 FlexPoint または Cloud Pak バンドル メトリック メトリック数量 ピーク日 バンドル・メトリック拠出 インポートされた部品番号 再計算の必要性
1 IBM Cloud DevOps - Perpetual 「なし」 FlexPoint 139,073 2019 年 6 月 14 日 いいえ
2 IBM IBM Rational ClearCase Cloud DevOps - Perpetual フローティング・ユーザー 20 2019 年 6 月 14 日 136,400 いいえ
3 IBM IBM Rational ClearQuest Cloud DevOps - Perpetual 許可ユーザー 1 2019 年 6 月 14 日 2,673 いいえ