エンタープライズ・アプリケーションのインベントリー

ソフトウェア・コンポーネントは、ソフトウェア・スキャン中に検出されます。スキャンは、コンピューターから収集されたデータをソフトウェア・カタログの内容に関連付けることで、コンポーネントがインストールされているかどうかを判別します。ただし、ソフトウェア・スキャンは、一部のエンタープライズ・アプリケーションの詳細 (Oracle Database のライセンス交付可能オプションや Microsoft Exchange のエディションなど) をディスカバーしません。その詳細は、専用 Fixlet によってディスカバーされます。エンタープライズ・アプリケーションの追加の詳細をディスカバーしたい場合は、ソフトウェア・スキャンのスケジューリングとは別に、専用 Fixlet を実行してください。そうでなければ、Fixlet の実行は不要です。

エンタープライズ・アプリケーション用のソフトウェア識別タグ・ファイルは、以下のディレクトリーで保管されます。
  • BESClient/LMT/ORACLE
  • BESClient/LMT/SAP
  • BESClient/LMT/MS/exchange
BigFix Inventory で提供されているソフトウェア識別タグ・パスは、製品インストール・パスおよびタグ名を示します。

9.2.9アプリケーションの更新 9.2.9 以降では、ソフトウェア識別タグ・パスとインストール・パスは、それらのパスが異なり、タグにインストール・パスに関する情報が含まれているという条件の下で、別個に表示されるようになります。十分なデータが使用可能であれば、アップグレード後に、バージョン 9.2.9 より前にディスカバーされたソフトウェア識別タグのパスを更新することもできます。