アクセス制御リストの有効なアクセス権を表示するには

ユーザー、サーバー、グループがデータベースの文書に対して持っている「有効なアクセス権」は、明確でないこともあります。例えば、文書に対するアクセスレベルが異なる 2 つのグループがあり、そのうちの 1 人のユーザーが両方のグループのメンバーである場合、そのユーザーに実際にどのようなアクセス権があるのかわからない場合があります。

このタスクについて

そのような場合は、ワンクリックで、そのユーザーが文書に対して持っている有効なアクセス権を確認できます。

注: データベースのローカルレプリカの [有効なアクセス権] リストは、サーバーのレプリカのものと異なることがあります。ローカルレプリカで作業するときには、HCL Domino® ディレクトリにアクセスしてグループを読み込む権限が与えられていないこともあります。

手順

  1. 有効なアクセス権を確認するデータベースを開きます。
  2. [ファイル] > [アプリケーション] > [アクセス制御] をクリックします。
  3. [基本] をクリックし、[有効なアクセス権] ボタンをクリックします。
  4. 有効なアクセス権を確認するユーザー、サーバー、グループを選択し、[Enter] キーを押すか、[アクセス権の計算] ボタンをクリックします。
    • ダイアログボックスの左上には、データベースの ACL で設定された、選択したユーザー、サーバー、グループがデータベースに対して持つ有効なアクセス権が表示されます。
    • ダイアログボックスの左側のチェックボックスがオンになっている場合は、選択したユーザー、サーバー、グループが持つアクセス権を示しています。
    • ダイアログボックスの右側の [グループ] ボックスと [ロール] ボックスは、選択したユーザー、サーバー、グループのデータベースの文書に対するアクセス権を制御可能な個人およびグループの名前とロールを示します。
    • ユーザー、サーバー、グループがデータベースに対するすべての管理権限を持っている場合は、[フルアクセスアドミニストレーター] がオンになっています。この権限を持つユーザーは、データベースに対する [管理者] アクセス権がなくても、データベースを削除したりできます。

タスクの結果

注: データベースの ACL に指定されていないユーザーでも、制限なしのフルアクセス権限でエージェントを実行することにより、データベースへのアクセス権を持てる場合もあります。この権限は、ACL や [読者] リストを使用せずに設定され、この権限があっても [有効なアクセス権] に反映されません。例えば、管理者が、アクセス権を持たないデータベースでこのタイプのエージェントを実行し、データベースの全文索引を更新することもできます。