Fixlet を使用したクライアントの適用

「クライアント適用ツールを使用した BigFix クライアントのインストール (Install BigFix Clients with Client Deploy Tool)」 Fixlet を実行することで、BigFixコンソールからクライアント・コンピューターを適用します。この Fixlet はカスタム・サイトにインポートできません。BES サポート・サイトから使用する必要があります。

コンソールからクライアントを適用するには、以下の手順を実行します。

  1. BigFix コンソールにログインします。
  2. ドメイン・パネルの「Fixlet とタスク」アイコンを開きます。
  3. 検索バーに「クライアント・デプロイ・ツール」と入力します。
  4. 「クライアント適用ツールを使用した BigFix クライアントのインストール (Install BigFix Clients with Client Deploy Tool)」という名前の Fixlet を選択します。
  5. 「説明」タブで、以下を実行する必要があります。
    • 適用するクライアント・コンピューターに関連するすべてのオペレーティング・システムを選択します。適用するクライアント・バージョンを選択します。
    • クライアント適用ツールをインストールしたコンピューターにアクセスするために必要な資格情報を入力します。これらの資格情報は、Windows システムにクライアント適用ツールをインストールした場合に限り必要です。必要なすべての権限があるドメイン管理者アカウントを指定するか、クライアント適用ツール・コンピューターに関するすべてのローカル管理権限がある管理者アカウントを指定します。
    • 注: 「対象」セクションで、BigFix クライアントをデプロイするコンピューターと、そのコンピューターにアクセスしてインストールを実行するための資格情報を指定します。 それらのコンピューターに同じ資格情報でアクセスできる場合、1 つのターゲット・グループとして入力できます。
      Computers
      このテキスト・ボックスで、以下のいずれかの形式を使用して、同じ資格情報を持つ複数のコンピューターを指定します。
      • ホスト名をリスト表記する (1 行に 1 件ずつ)
      • IP アドレスをリスト表記する (1 行に 1 件ずつ)
      • IP アドレスを範囲指定する
      リストで指定する場合、テキスト・ボックスにホスト名または IP を 1 行に 1 件ずつ入力します。テキスト・ボックスで改行するには、Enter キーを押します。IP アドレスの範囲指定には、次の形式を使用します。
      192.0.2.1-20
      ユーザー名
      ターゲット・コンピューターへのアクセスに必要なユーザー ID。BigFix クライアントをインストールするための十分な権限を持つユーザーを指定する必要があります。例えば、Windows システムでは管理者権限、Linux システムでは root 権限です。
      パスワード
      ターゲット・コンピューターのユーザー ID に関連付けられたパスワード。
    • 「詳細設定の表示」チェック・ボックスを選択します。

      (オプション)「カスタム設定」セクションで、クライアント適用ツールによってデプロイされる各クライアントに適用するカスタム・クライアント設定のリストを追加します。

      これらの設定は、テーブルまたはテキスト・ボックスのいずれかに入力します。テーブルを使用する場合、設定ごとに改行し、列に名前と値を入力します。テキスト・ボックスを使用する場合、設定ごとに改行し、名前と値を「name=value」の形式で入力します。

      (オプション) デプロイ対象のクライアントにプロキシー通信が必要な場合、「プロキシー設定」セクションで次の情報を指定します。
      Address (アドレス)
      プロキシーに到達するために使用するホスト名。
      ポート
      プロキシーと通信するために使用するポート。
      ユーザー名
      プロキシーが認証を必要とする場合に、プロキシーで認証するために使用するユーザー名。
      パスワード
      プロキシーが認証を必要とする場合に、プロキシーで認証するために使用するパスワード。
  6. 「アクションの実行」をクリックします。
  7. 「対象」タブで、1 つ以上のデバイス (クライアント適用ツール・インスタンスをインストールしたターゲット・コンピューター) を選択します。
  8. 「OK」をクリックします。
  9. Fixlet のステータスおよび終了コードを確認します。終了コード 0 は、成功ステータスを表します。
注: Fixlet を実行する場合、Fixlet の「説明」タブで選択したオペレーティング・システムによっては、プラットフォーム固有のパッケージが BigFix サーバーでキャッシュされ、クライアント適用ツールのインストール先のクライアント・コンピューターにのみダウンロードされます。パッケージは、見つからない場合に限りダウンロードされます。これらのパッケージは、Fixlet を実行するたびに上書きされません。
注:

BigFixクライアントの以前のバージョン (9.1 および 9.2 など)、または「クライアント適用ツールを使用した BigFix クライアントのインストール (Install BigFix Clients with Client Deploy Tool)」 Fixlet を使用してインストールされたクライアント適用ツールのバージョンより前の他のすべてのバージョンを適用する場合、ローカルにインストールされたクライアント適用ツールのユーザー・インターフェースが機能しなくなる可能性があります。

この既知の問題は、Fixlet によって適用されるバージョンに置き換えられる BESClientsCatalog.xml ファイルのレベルが原因で発生します。この既知の問題を解決するには、手動で Fixlet を再実行して最新のクライアント・バージョンを適用します。これにより、最新の有効な BESClientsCatalog.xml カタログ・ファイルが再度置き換えられます。

クライアントを適用するには、ローカルにインストールされたクライアント適用ツールのユーザー・インターフェースではなく、Fixlet を使用することを強くお勧めします。