自動デプロイメントを使用した新規 BigFix 仮想リレー・インスタンスのデプロイ

オプション「仮想リレー・インスタンスの自動デプロイメント・モードを有効にしますか? (Do you want to enable the Virtual Relay Instance Auto-Deployment mode?)」に「y」 (はい) と回答することにより、この機能を使用して、フェーズ 2 で作成したテンプレートに基づいて一貫した数の仮想リレーを自動的にデプロイできます。

自動デプロイメント・モードでデプロイするには、自動的に仮想マシンをインスタンス化し、各仮想マシンに正しい構成ファイルを提供するスクリプトを作成する必要があります。

自動デプロイメントの場合、インスタンスをデプロイするためにいくつかの構成ファイルが必要です。仮想マシンは、必要な構成ファイルを受け取るまでは待ち状態のままです。

自動デプロイメント・モードを使用するには、以下の 3 つの構成ファイルが必要です。
  • /var/opt/BESClient ローカル・ディレクトリーにコピーする必要がある besclient.config
  • /var/opt/BESRelay ローカル・ディレクトリーにコピーする必要がある besrelay.config
  • /opt/bigFix/config ローカル・ディレクトリーにコピーする必要がある network.conf

最初の 2 つのファイルには、クライアントおよびリレーの構成用のいくつかの追加プロパティーが含まれています。これらのファイルの内容については、HCL Knowledge Center の「BigFix プラットフォーム」を参照してください。

注: besclient.config および besrelay.config ファイルはオプションのファイルです。それらが提供されていない場合、クライアントはデフォルト・ファイルを使用します。起動時に仮想リレーをカスタマイズする場合のみ、それらのファイルを提供する必要があります。例えば、仮想リレーを BigFix サーバーに接続する (これがデフォルトの動作) のではなく別のリレーに接続する場合などです。

network.conf ファイルには、デプロイされたインスタンスのネットワーク・パラメーターに関する詳細が含まれています。マシンが DHCP モードで始動するか、静的 IP 設定を使用して始動するかを定義します。これが、最後にコピーされる構成ファイルでなければなりません。2 つの異なる network.conf テンプレートについて詳しくは、自動デプロイメント を参照してください。

構成ファイルを受け取ると、インスタンスは自動的に BESRelay サービスと BESClient サービスを開始し、BigFix サーバーに登録されるか、または以前に定義した構成ファイルで指定したリレーに登録されます。

自動デプロイメントは、特に以下の理由で有用です。

  • それ以上の構成が不要である。
  • 容易かつ迅速に複数のデプロイメントが可能である。
注: 自動デプロイメント・モードを有効にする前に、network.conf ファイルやその他の構成ファイルをコピーするために必要な vSphere PowerCLI がインストールされていることを確認してください。