カタログをカスタマイズした後のソフトウェア・ディスカバリー・プロセス

カスタマイズしたカタログと一致するソフトウェアは、カスタム・シグニチャーに応じて次のいずれかの方法で識別することができます。

ケース 1: 共通の実行可能ファイルおよびその他の一般的なファイル・タイプ

カスタム・テンプレート・シグニチャーをファイルもしくはパッケージ・データに基づき作成する場合、またはパッケージ・データもしくはファイル・データ (共通の実行可能ファイルなど) に基づいたパッケージもしくはファイル・タイプのカスタム・シグニチャーを作成する場合は、データ・インポートを実行して、BigFix サーバーから最新のスキャン・データを取得する必要があります。新規データが最新のカタログと比較され、更新されたソフトウェア・インベントリーが Web ユーザー・インターフェースに表示されます。

一般的なファイル拡張子のリストには、以下のファイル・タイプが含まれます。*.exe*.sys*.com*.ear*.ocx*.sh*.bin*.pl*.ear*.SH*.BIN*.PL、および *.EAR

これらのファイル・タイプに基づいてシグニチャーを作成した場合、新しいカタログは作成されないため、ソフトウェア・カタログのカスタム・コンテンツ・バージョンは変更されません。データは、エンドポイントから取得され、サーバー側のシグニチャーと照合されます。同じことが、ファイル拡張子を含むテンプレート・シグニチャーでも起こるため、このようなシグニチャーは、このファイルが「スキャンされたファイル・データ」パネルにリストされている場合にのみ機能します。

ケース 2: 標準以外のファイル・タイプ
新規ソフトウェア・シグニチャーをソフトウェア・カタログに追加したときに、それらのシグニチャーが共通の実行可能ファイル以外のファイルに基づいている場合は、カタログ・データ・フロー内の以下のステップがすべて完了するまで待つか、自分でそれらのステップを実行する必要があります。
標準以外のファイル・タイプに基づいてシグニチャーを作成した場合は、新しいカタログが作成され、エンドポイントに配布されるため、ソフトウェア・カタログのカスタム・コンテンツ・バージョンは変更されます。新しいシグニチャーが含まれたカタログは、エンドポイント上のデータと照合されます。
注: 上記のシナリオは、テンプレート・シグニチャーには当てはまりません。詳しくは、『スキャンされたファイル・データ』を参照してください。