スキャンされたファイル・データからのシグニチャーの作成

スキャンされたファイル・データを使用してカスタム・カタログを拡張することができます。インフラストラクチャーにはインストールされているが、HCL カタログに存在しないソフトウェア製品について、シグニチャーを追加することができます。ファイル名を指定したり、ソフトウェアの識別とシグニチャーの追加に使用できる他の情報項目を指定したりしてください。

始める前に

An icon representing a user. You must have the View Endpoints and Manage Catalogs permissions to perform this task.

手順

  1. BigFix Inventory にログインします。
  2. 上部のナビゲーション・バーで、「レポート」 > 「スキャンされたファイル・データ」をクリックします。
  3. レポート・データをフィルタリングするために、「レポート・ビューの管理」アイコン レポート・ビューの管理アイコンの上にカーソルを移動し、「ビューの設定」をクリックします。次に、適切なフィルタリング・オプションを指定します。
    1. オプション: 「認識されている」チェック・ボックスを選択して、スキャン・データのビューにこの 2 つの列を追加します。
      注: シグニチャーとして使用可能なファイルまたはパッケージを見つけるには、レポートをフィルターに掛けて、特定のソフトウェア製品がインストールされているコンピューターからのデータを抽出します。結果をさらに絞り込むには、ソフトウェアがインストールされているディレクトリーへのパス全体またはその一部を指定します。次に、以下の列の情報を確認します。
      • 認識されている - この列には、パッケージ・データやフィルが既存のシグニチャーの一部として認識されていたかどうかが示されます。
      • 10.0.4 以降は削除済み:検出元 - この列には、関連ソフトウェアを検出するのに十分な情報がそのファイルに含まれていたかどうかが示されます。「検出元」列は、BigFix Inventory バージョン 10.0.4 以降は削除されています。「検出元」列を使用した場合は、保存したレポートを再作成する必要があります。
      両方の列の値が No の場合、そのファイルはソフトウェアの検出に使用されず、新規ソフトウェア・シグニチャーの作成に使用できます。
  4. オプション: 「ファイル・パス」列で、検出されなかったソフトウェア・タイトルがインストールされている場所を探します。
  5. シグニチャーとして使用する「ファイル名」の右にある矢印をクリックして、「シグニチャーの作成」をクリックします。
    「スキャンされたファイル・データ」レポートでファイル名を見つける方法を示すイメージ。
  6. 「カタログ・エントリーの作成」ウィンドウで、発行者名、製品名、およびリリース番号を指定します。検出されたコンポーネントをさらに選択します。

    9.2.11 アプリケーションの更新 9.2.11 以降では、「スキャンされたファイル・データ」レポートには、検出されたファイルの完全バージョンが表示されます。ただし、ソフトウェア・シグニチャーの作成のベスト・プラクティスでは、シグニチャーに指定するファイル・バージョンはリリース番号 (例えば、9.0) に限定することを推奨します。9.0.7 などのファイルのより詳細なバージョンを指定すると、シグニチャーはソフトウェア・コンポーネントのすべてのパッチまたはモディフィケーション・リリースを検出しません。スキャンされたファイル・データからシグニチャーを作成する場合、そのファイルの事前入力されたバージョンは、ベスト・プラクティスに従ってリリース番号に限定されます。

    10.0.9 自動検出可能なバージョンのファイルを使用してテンプレート・シグニチャーを作成するために、「ファイル・テンプレート・シグニチャー」タイプを選択し、「パッケージ・シグニチャーまたはファイル・シグニチャー」タブからテンプレート・タイプにデータをコピーできます。詳しくは、『シグニチャーの作成』を参照してください。

    「カタログ・エントリーの作成」ウィンドウ。
  7. カタログ・エントリーを保存するには、「送信」をクリックします。
    重要: ソフトウェア・カタログに存在している項目を作成すると、情報メッセージが表示され、両方のシグニチャーがカタログに保存されます。
  8. ソフトウェア検出でシグニチャーを使用できるようにするには、「レポート」 > 「今すぐインポート」をクリックするか、スケジュール済みのインポートが実行されるまで待ちます。

タスクの結果

カスタム・カタログにソフトウェア・シグニチャーが追加され、そのソフトウェア・シグニチャーをソフトウェアまたはその使用状況の検出に使用できるようになりました。スキャンされたファイル・データからシグニチャーを作成する場合、シグニチャーはサーバー側で照合されるので、新しいカタログを作成する必要はないため、ソフトウェア・カタログのカスタム・コンテンツ・バージョンは変更されません。

「カタログ監査」レポートの変更の監査証跡を表示することができます。

次のタスク

シグニチャーの詳細を編集し、「カタログのカスタマイズ」パネルでカスタム・カタログ項目を削除することができます。