データベースの問題

データベースの問題は、DB2 および MS SQL Server への接続、およびこれらのデータベースからの情報の取得に関する問題に関連しています。

Windows SQL Server

インポート時に、SQL Server が 99% の物理メモリーを使用する。
この問題を解決するには、SQL Server で使用可能なメモリーの最大量を設定します。詳しくは、「 サーバー・メモリー・オプション 」および「固定量のメモリを設定する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。
SQL Server へのログイン・プロセスが失敗する。
SQL Server へのログイン・プロセス中に、以下のエラーが表示されます。
Login failed for user 'username'. The user is not associated with a trusted SQL Server connection.
(Microsoft SQL Server, Error: 18452).

このエラーの原因は、SQL Server が Windows 認証モードを使用するように構成されており、SQL アカウントの使用を許可していないためです。この問題を解決するには、SQL Server で SQL Server 認証を使用可能にします。詳しくは、「SQL Server 認証モードの有効化」を参照してください。

Windows DB2

BigFix Inventory がデータベースに接続できず、次のエラーがログに書き込まれます。接続が拒否されました。ERRORCODE=-4499、 SQLSTATE=08001
この問題は、DB2® データベースが再起動後にまだアクティブになっていないため、BigFix Inventory がアクセスできないことが原因で発生します。この問題を解決するには、データベースの再起動後に以下のコマンドを実行します。
db2 activate db database_name
DB2 データベース・フィックス・パックのインストールに関連する問題と解決方法
DB2 フィックス・パックをインストールして BigFix Inventory を再始動すると、アプリケーションは機能せず、次のメッセージが表示されます。
問題が発生しました。
tema.log で次のエラーが見つかりました。
Java::ComIbmDb2JccAm::SqlSyntaxErrorException: 作成されるオブジェクトの名前は、タイプ「TABLE」の既存の名前「DBO.SCHEMA_MIGRATIONS」と同じです。
DB2 用のフィックス・パックをインストールしたら、DB2 for Linux、UNIX、および Windows に記載されているステップを実行します。
注: データベースをアクティブ化または非アクティブ化する前に、データベースのバックアップを作成します。詳しくは、「DB2 データベースのバックアップ」を参照してください。データベースの保守については 、「DB2 データベースの保守」を参照してください。
BigFix Inventory がデータベースに接続できない。デフォルトのポート範囲が変更されている。
Linux 用のデフォルトのローカル・ポート範囲は 32768 ~ 61000 です。このデフォルト範囲が変更された場合、DB2® のポート番号が別のローカル・プロセスに割り当てられている可能性があります。ポート番号が事前割り振りされていた場合、BigFix InventoryDB2® に接続できません。この問題のトラブルシューティングを行うには、以下のステップを実行します。
  • IPv4 が使用されていることを確認します。
  • netstat コマンドを使用して、DB2® が予期されるポートを listen していること、および他のソケットに DB2® ポートが事前割り振りされていないことを確認します。
  • DB2® が予期されるポートを listen していない場合は、DB2® を再起動してから、再度確認します。
シングル・サインオンが有効になった BigFix Inventory Web ユーザー・インターフェースで、データ・ソースへの接続を確立できない。
「データ・ソース」ペインで接続パラメーターを保存した後に、次のエラー・メッセージが表示されます。
Unexpected WebSEAL Response.
Code: 0x38cf04d3
Error: DPWWA1235E
Please contact your system administrator. This may indicate an insufficient proxy HTTPS timeout.
接続パラメーターを正常に保存するには、ISAM リバース・プロキシーの https-timeout パラメーターを増やします。例えば、次のようにしてタイムアウトを 5 分に設定します。
  1. IBM Security Access Manager にログオンします。
  2. 上部のナビゲーション・バーで、「セキュア Web 設定」 > 「管理」 > 「リバース・プロキシー」をクリックします。
  3. インスタンスを選択し、リバース・プロキシー・バーの右にあるドロップダウン・リストから、「管理」 > 「構成」 > 「構成ファイルの編集」を選択します。
  4. 「拡張構成ファイル・エディター」で、https-timeout パラメーターを見つけて値を 300 に指定します。
    例:
    https-timeout = 300
  5. 「保存」をクリックします。

両方のデータベース

BigFix データベースをリストアした後、新しいデータが BigFix Inventory に表示されない。
新たに作成されたデータのみが BigFix Inventory にインポートされるようにするために、BigFix データベースに保管されるデータに、いわゆるシーケンス番号が付けられます。この番号は、変更のたびに増分されます。すべてのインポートに、前回の正常なインポート時に報告されたシーケンス番号から始まり、現在のシーケンス番号までのデータが含まれます。

BigFix データベースがリストアされると、シーケンス番号は、データベースのバックアップが作成された時点からの値にリストアされます。したがって、リストア後のシーケンス番号が、前回の正常なインポート時に報告されたシーケンス番号より小さい可能性があります。このような場合、データベース・リストア後の最初のインポートにデータが含まれません。そのインポート後、シーケンス番号が更新され、次回のインポートに新規データが含まれています。

ただし、データベース・リストアと最初の正常なインポートとの間の期間のデータはインポートされないので、ギャップが生じます。この問題を解決するには、「管理」 > 「サーバー詳細設定」に移動し、resynchronize_datasources_once パラメーターの値を true に変更します。その後、インポートを実行します。この初期インポートは、復元された BigFix データベースからのソフトウェア・スキャン・データの量に応じて、ギャップを埋めるために時間がかかります。それ以降のインポートは通常の動作モードで実行されます。

「データベース名の確認」。
デフォルトのデータベース名は TEMADB (旧バージョンの SUADB ) です。ご使用のデータベースの名前は、以下のいずれかのディレクトリー内にある database.yml ファイルで確認できます。

Linux /opt/ibm/BFI/wlp/usr/servers/server1/config/database.yml

Windows C:\Program Files\BigFix Enterprise\BFI\wlp\usr\servers\server1\config\database.yml

以前のバージョンでは、デフォルトのインストール・パスは、C:\Program Files\BigFix Enterprise\SUA または /opt/ibm/SUA です。