UUID の重複の問題

BigFix Inventory は、すべての仮想マシンの処理能力を計算するため、および仮想化階層を検出するために、固有の仮想マシン UUID (汎用固有 ID) 番号が必要です。UUID が重複するコンピューターがある場合は、「To Do」リストにメッセージが表示されます。インポート・ログにも、UUID の重複に関する警告が表示されます。

考えられる根本原因

  1. 一部の仮想マシンに誤った UUID や重複する UUID が割り当てられている場合、重複が発生します。この問題は、VMWare で最も頻繁に発生し、通常、その原因は以下の理由のいずれかです。

    重複があると BigFix Inventory は有効な仮想化階層を作成できないため、PVU、RVU、MPAC の値が正しくなくなる場合があります。重複がある場合、デバイスの情報に矛盾が生じ、コアの表記やメトリックの計算が正しく行われなくなります。

    アクション: ご使用の仮想化タイプの資料を参照して、各仮想マシンに固有の UUID を割り当てる方法を確認します。VMware について詳しくは、Editing a virtual machine with a duplicate UUID.bios を参照してください。

    問題を修正したら、次のキャパシティー・スキャン、VM マネージャー・スキャン、BigFix Inventory データ・インポートを待ちます。

  2. 重複は、BigFix クライアントが再インストールまたはリセットされたが (データ・ソース・コンピューター ID は異なるが、ホスト名と IP アドレスは同じ)、BigFix コンソールから有効でなくなった古いコンピューターが削除されていないマシンが原因で起こります。その場合、該当するコンピューターごとにソフトウェア・ディスカバリーが報告されます。

    アクション: BigFix コンソールから無効になったコンピューターを削除します。BigFix Inventoryの次のデータ・インポートを待ちます。

重複が修正されると、関連する通知は「To Do」リストに表示されなくなります。