WebUI 権限サービス

オペレーターが一度にデプロイできるコンテンツの量、デプロイ先として指定できるデバイスの数、照会できるデバイスの数を制御するには、WebUI 権限サービスを使用します。

この権限サービスを使用して、役割に対して無制限の対象指定権限を付与することもできます。このサービスを使えば、WebUI アプリケーションでの権限と設定をさらに細かく制御できるようになります。マスター以外のオペレーターの役割に、パッチ・ポリシーのさまざまなアクションを実行する権限を付与することもできます。権限サービスは「設定」メニューから開きます。

権限サービスが表示された「設定」ドロップダウン・メニューの画像。
WebUI 権限サービスのグローバル権限はマスター以外のオペレーターにのみ適用されます。マスター・オペレーターには、すべての WebUI アプリケーションに対する全アクセス権限があります。
重要: 次のシナリオでは、2 つのマスター以外のオペレーターの役割と 1 つのマスター・オペレーターの役割について検討しています。
  1. グローバル権限の「パッチ・ポリシー」チェック・ボックスが選択されている場合、マスター以外のオペレーターの役割はパッチ・ポリシー・アプリケーションへのアクセス権をグローバル権限から継承し、マスター・オペレーターの役割はデフォルトですべての WebUI アプリケーションへの全アクセス権限を持ちます。
  2. グローバル権限の「パッチ・ポリシー」チェック・ボックスが選択されていない場合、マスター以外のオペレーターの役割はパッチ・ポリシー・アプリケーションへのアクセス権を持たず、マスター・オペレーターの役割はデフォルトですべての WebUI アプリケーションへの全アクセス権限を持ちます。
  3. グローバル権限の「パッチ・ポリシー」チェック・ボックスが選択されていない場合、役割の「パッチ・ポリシー」チェック・ボックスを手動で選択することにより、マスター以外のオペレーターの役割にパッチ・ポリシー・アプリケーションへのアクセス権を付与することが可能で、マスター・オペレーターの役割はデフォルトですべての WebUI アプリケーションへの全アクセス権限を持ちます。

グローバル対象の上限およびグローバル・パッチ・ポリシーの権限を編集するには、「グローバル権限」をクリックします。「デプロイメント」タブで、管理者はマスター以外のオペレーターのコンテンツの対象の上限およびデバイスの上限を設定できます。マスター以外のオペレーターは、設定された制限を超えられません。違反した場合、デプロイメントや照会アクティビティーは許容範囲内におさまるまで中断されます。グローバル対象の最大数は、無制限の対象指定権限を付与された役割のメンバーを除く、マスター以外のオペレーターすべてに適用されます。「パッチ・ポリシー」タブで管理者は、マスター以外のオペレーターにさまざまなアクションを実行できる権限を付与できます。

「パッチ・ポリシー」タブの特定のパッチ・ポリシーのチェック・ボックスが選択されている場合、他のパッチ・ポリシーのチェック・ボックスは自動的に選択および選択解除されます。これは権限の依存関係によります。
  1. 「ポリシーの削除」権限が付与されている場合、マスター以外のオペレーターは、「ポリシーの作成/編集」、「スケジュールの削除」、「スケジュールの作成/編集」、「独自の対象の追加/削除」、「他のオペレーターの対象の削除」の権限も持ちます。
  2. 「ポリシーの作成/編集」権限が付与されている場合、マスター以外のオペレーターは「ポリシーの更新」の権限も持ちます。
  3. 「スケジュールの削除」権限が付与されている場合、マスター以外のオペレーターは、「スケジュールの作成/編集」、「独自の対象の追加/削除」、「他のオペレーターの対象の削除」の権限も持ちます。
役割固有権限の編集の対象となる役割をクリックします。
  • 「デプロイメント」タブで、管理者は選択した役割のコンテンツの対象の上限およびデバイスの上限を設定できます。オペレーターは、設定された制限を超えられません。違反した場合、デプロイメントや照会アクティビティーは許容範囲内におさまるまで中断されます。
  • 「パッチ・ポリシー」タブで管理者は、特定の役割にさまざまなアクションを実行できる権限を付与できます。
    注: 「パッチ・ポリシー」タブは、選択した役割にパッチ・ポリシー・アプリケーションへのアクセス権限がある場合のみ表示されます。
重要: 役割の有効な権限は、グローバル権限および役割の権限の最小の制限です。
例: コンテンツの対象の上限
コンテンツの対象の上限に対し、グローバル権限は 5 に設定され、役割の権限は 8 に設定されています。グローバル権限および役割の権限の最小の制限は 8 です。有効な権限は最小の制限である 8 に設定されています。
「無制限」チェック・ボックスが選択されている場合、有効な権限は無制限に設定されます。
例: パッチ・ポリシー
「ポリシーのアクティブ化/中断」チェック・ボックスが、グローバル権限に対しては選択されず、役割の権限に対しては選択されています。この場合、グローバル権限および役割の権限のうち制限が少ない方により、この役割のオペレーターは「ポリシーのアクティブ化/中断」を実行できます。