.exe セットアップを使用したクライアントのインストール

BigFix クライアントのセットアップは、https://support.bigfix.com/bes/release/ から直接 EXE 形式でダウンロードできます。

BigFix クライアントの installer .exe には、以下も含まれています。
  • Windows 用の BigFix インストール・ジェネレーター (フォルダー: C:\Program Files (x86)\BigFix Enterprise\BES Installers\Client)
  • Red Hat Enterprise Linux 用の BigFix サーバー・インストーラー (.tgz アーカイブ・フォルダー: ServerInstaller_10.0.0.133-rhe6.x86_64/repos)
BigFix クライアントをインストールするには、マストヘッド・ファイルも必要です。このファイルは、 BigFix サーバーをインストールしたコンピューターで確認できます。
  • Windows でのファイル名は masthead.afxm (フォルダー: C:\Program Files (x86)\BigFix Enterprise\BES Installers\Client)
  • Linux でのファイル名は actionsite.afxm (フォルダー: /var/opt/BESInstallers/Client)

BigFix インストール・ジェネレーター (Windows のみ) が既にインストールされている場合、 インストール・ガイド (「スタート」>「プログラム」>「BigFix」>「BigFix インストール・ガイド」で表示) を実行し、「インストール・フォルダーの参照」 をクリックし、クライアントの設定とマストヘッド・ファイルの両方が含まれているクライアントのインストーラー・フォルダーをコピーします。

これで以下の手順を実行する準備ができました。

  1. オプションとして、定義済み設定ファイル (clientsettings.cfg) を setup.exe ファイルと同じディレクトリーに格納して、インストール時に Windows クライアントのカスタム設定を作成できます。例えば、新しいクライアントを特定の親リレーに割り当てるために、これを行います。詳しくは、『Windows クライアント』を参照してください。
  2. クライアント・フォルダーをターゲット・コンピューターにコピーしたら、そのフォルダーから setup.exe をダブルクリックしてインストーラーを起動します。
  3. ウェルカム・パネルが表示された後、ソフトウェアをインストールするロケーションの入力を求めるプロンプトが出されます。デフォルトを受け入れることも、「参照」をクリックして、異なるロケーションを選択することもできます。
  4. ファイルが移動されたら、「終了」をクリックしてインストーラーを終了します。これで BigFix クライアント・アプリケーションがインストールされ、バックグラウンドで自動的に作業を開始します。ネットワーク内の、BigFix の管理下に置きたいすべてのコンピューターで、このプロセスを繰り返します。

コマンド行を使用する

BigFix クライアント・インストーラーの setup.exe は、InstallShield で作成された MSI ベースのセットアップです。『Running Installations in Silent Mode』の手順を実行すると、この .exe ファイルをサイレントで実行することができます。コマンド行の「/v"..."」の部分には、ベースとなる MSI エンジンに渡されるオプションとプロパティーが含まれています。Windows インストーラーの標準コマンド・ライン・オプションのリストについては、「https://docs.microsoft.com/en-us/windows/win32/msi/command-line-options」を参照してください。

サイレントのクライアント・インストールを実行するには、以下の手順を実行します。

setup.exe /s /v"/L*vx! \"C:\ClientInstallLog.txt\" SETUPEXE=1 REBOOT=ReallySuppress MSIRESTARTMANAGERCONTROL=Disable /qn"

InstallShield .exe ラッパーに固有の詳細な情報をログに記録するには、以下のようにします。

setup.exe /s /debuglog"C:\ClientInstallLogIS.txt" /v"/L*vx! \"C:\ClientInstallLog.txt\" SETUPEXE=1 REBOOT=ReallySuppress MSIRESTARTMANAGERCONTROL=Disable /qn"

デフォルトのインストール・ロケーションを変更するには、次の形式のコマンドを使用します。

setup.exe /s /v"/L*vx! \"C:\ClientInstallLog.txt\" INSTALLDIR=\"PathToInstallationFolder\" SETUPEXE=1 REBOOT=ReallySuppress MSIRESTARTMANAGERCONTROL=Disable /qn"

「PathToInstallationFolder」は、クライアントをインストールする先のフォルダーの Windows 形式の絶対パスです。

セットアップでのインストール終了時に BES クライアント・サービスを開始しない場合、コマンドの「/v"..."」に「STARTAGENTSERVICE=0」を追加します。

注: setup.exe を実行する Windows ユーザーは、コンピューターの管理者特権が必要で、「setup.exe」が含まれているフォルダーに書き込むことができる必要があります。そうでない場合、インストールは失敗し、ログが作成されない可能性があります。