Sametime クライアントの設定オプション

Sametime クライアントのユーザー・エクスペリエンスをカスタマイズする方法はいくつかあります。このセクションでは、Expeditor 管理設定フレームワークを利用できる Expeditor ベースのクライアントについて説明します。これらのクライアントには、Windows または Mac 用の Sametime クライアントや、Windows または Mac 用の HCL Notes 組み込み型 Sametime クライアントが含まれます。これは、PWA、Web、またはモバイル・クライアントには適用されません。

既にインストールされているクライアントには、managed-settings.xml と managed-community-configs.xml を使用します。

クライアントがまだインストールされていない場合は、plugin_customization.ini ファイルを構成し、クライアント・インストール・パッケージを使って組み込むことができます。

1. クライアント構成ファイルの名前、ロケーション、目的
ファイル 場所 目的
managed-community-configs.xml Web サーバー このファイルは、クライアントの接続設定を更新するのに使用されます。サーバーを更新、追加、削除し、接続設定 (ホスト名、ポート、接続方法、認証方法など) を管理します。ファイルはポリシーを使用してプッシュされます。そのため、ユーザーごとに異なる設定を定義できます。この方法は、Sametime® リッチ・クライアントおよび Notes® に組み込まれた Sametime® クライアントの両方に適用されます。このファイルはログイン時に取得され、ユーザーが次にクライアントを再起動したときに有効になります。
managed-settings.xml Web サーバー このファイルは、クライアント設定をユーザーにプッシュするのに使用できます。このファイルは Web サーバーでにホストされ、ログイン時に Sametime ポリシーから取得されます。この方法は、Sametime リッチ・クライアントおよび Sametime に組み込まれた Sametime に適用されます。
注: コミュニティー設定 (接続設定) をこのファイルに追加しないでください。コミュニティー設定は、managed-community-configs.xml ファイルに追加する必要があります。トピック『 Managed-community-configs xml を使用したコミュニティーの更新』を参照してください。
plugin_customization.ini クライアント・コンピューター クライアントインストールキットをデスクトップにデプロイする場合や、新規ユーザーが初めて製品を起動する場合に、Eclipse の初期設定を行います。この設定は、ログインしたユーザーベースで managed-settings.xml ファイルを使用して実行時に上書きできます。この方法は、インストールされた Sametime® Connect Client にのみ適用されます。

このファイルにコミュニティー設定 (loginAtStartup やホストなど) を入力して、初めてのユーザー用にコミュニティー設定に事前設定することができます。ユーザーのログイン後は、managed-community-configs.xml ファイルのみ、コミュニティー設定の変更に使用できます。