サーバーのアップグレード

サーバーをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. BigFix のインストール可能イメージを BigFix サーバー・コンピューターにコピーし、それをフォルダー内に解凍します。
  2. BigFix サーバー・コンピューターで、以下の BigFix サーバー・アップグレード・スクリプトを実行します。
    ./install.sh -upgrade [-opt BES_LICENSE_PVK=<path+license.pvk>] 
                 [-opt BES_LICENSE_PVK_PWD=<password>]
    各部の意味は以下のとおりです。
    -opt BES_LICENSE_PVK=<path+license.pvk>
    秘密鍵ファイル (filename.pvk) を指定します。この秘密鍵ファイルとそのパスワードは、製品ライセンスを更新するとき、および BigFix データベースで必要な SHA-256 署名の更新を実行するときに必要となります。
    注: コマンド構文で使用される表記 <path+license.pvk> は、path_to_license_file/license.pvk を表します。
    -opt BES_LICENSE_PVK_PWD=<password>
    秘密鍵ファイル (filename.pvk) に関連付けられたパスワードを指定します。

    オプション・パラメーターの BES_LICENSE_PVKBES_LICENSE_PVK_PWD を使用するかどうかは、インストーラーによってアップグレードされる現在のリリースまたはパッチ・レベルによって決まります。アップグレード手順でデータベースへの署名が再度必要になる場合、これらのパラメーターはアップグレード・プロセス中に明示的に要求されます。あるいは、これらのパラメーターをとりあえず指定し、必要ない場合には、アップグレード・プロセスで無視されるようにすることもできます。

    install.sh サーバー・スクリプトは、ローカル・サーバーで検出したすべてのコンポーネントをアップグレードします。

    Fixlet によって以前インストールされた Web UI インスタンスが検出された場合、その Web UI コンポーネントもアップグレードされます。

    注: アップグレードを開始する前に、アップグレード・プロシージャーにより一連の前提条件チェックが実行されます。これらのいずれかが失敗した場合、必要な修正措置を行い、その後にアップグレード・プロシージャーを再実行できます。詳しくは、『アップグレードの前提条件のチェック』を参照してください。
  3. 管理ツール (Linux では ./BESAdmin.sh) を実行して、更新されたライセンスを配布します。
    /opt/BESServer/bin/BESAdmin.sh -syncmastheadandlicense -sitePvkLocation=<path+license.pvk>
    	                   -sitePvkPassword=<password> 
注:
  1. トラブルシューティング情報については、/var/log/BESInstall.log および /var/log/BESAdminDebugOut.txt ファイルを参照してください。
  2. サーバーをバージョン 9.5.5 にアップグレードした後、データベースでデータが移動されたために、Web UI で必ず新しいデータが選択され、取得されます。これにより、FillDB プロセスがクライアント・レポートを一時的に処理できない場合があります。