サーバーのリカバリー

サーバーのリカバリーを実行する方法。

  1. 新しい BigFix サーバー・コンピューターが、マストヘッド・ファイルにある同じ URL を使用してネットワークに到達できることを確認します(例:http://192.168.10.32:52311/cgi-bin/bfgather.exe/actionsite OR http://bigfixserver.company.com:52311/cgi-bin/bfgather.exe/actionsite)。
    注: 完全にリストアされる前に、BigFix クライアントが BigFix サーバーに接続して問題が発生するのを回避するために、リカバリーが完了するまで、BigFix サーバーをネットワーク上で確実に使用不可にします。
  2. プラグインを含め、インストールされているすべての BigFix コンポーネントを削除します。Linux 上での BigFix コンポーネントの削除について詳しくは、Linux での BigFix コンポーネントの削除を参照してください。
  3. 次の BigFix ファイルおよびフォルダーを削除します。
    /etc/opt/BES*
    /opt/BES*
    /tmp/BES
    /var/log/BES*
    /var/opt/BES*
    「BES*」は、接頭部とそれに続く BigFix コンポーネントの名前です (例: 「BESClient」)。
  4. 以前に保存された BFENTBESREPOR を次のようにリストアします。
    su - db2inst1
    db2 restore db BFENT
    db2 restore db BESREPOR
    絶対パスを使用して保存した場合は、以下のコマンドを使用します。
    su - db2inst1
    db2 restore db BFENT from /Absolute/Path/Of/Backup/Folder
    db2 restore db BESREPOR from /Absolute/Path/Of/Backup/Folder
  5. 以前に保存されたフォルダーとファイルのみをリストアします。
    /var/opt/BESClient
    /var/opt/BESCommon
    /var/opt/BESServer
    /var/opt/BESWebReportsServer
    /var/opt/BESWebUI
  6. 古いパスワード・ファイルを削除します。
    /var/opt/BESClient/besclient.obf 
    /var/opt/BESServer/besserver.obf 
    /var/opt/BESWebReportsServer/beswebreports.obf
  7. 古い設定ファイルは、そこに含まれているカスタム設定を使用する可能性があるため、一時ディレクトリーにコピーしたうえで、削除します。
    /var/opt/BESClient/besclient.config
    /var/opt/BESServer/besserver.config
    /var/opt/BESWebReportsServer/beswebreports.config
    /var/opt/BESWebUI/beswebuiservice.config
  8. WebUI がインストールされている場合は、WebUI 証明書を含む cert フォルダーを削除します。
    /var/opt/BESWebUI/cert
  9. 同じ BigFix バージョンをダウンロードし、次のようにオプション -reuseDb を指定してインストールを実行します。
    ./install.sh -reuseDb
    マストヘッド・ファイルを使用し、元のインストール・オプションで使用したものと同じパスを指定して、BigFix サーバー・コンポーネントをインストールします。
    • プライマリー・サーバーやマスター・サーバーをマイグレーションする場合は、サーバー・インストーラーの「データベース・レプリケーションの選択」ページで、「シングル・データベースまたはマスター・データベース」を選択し、通常どおりインストーラー画面を進めます。
    • セカンダリー・サーバーやレプリカ・サーバーをマイグレーションする場合は、サーバー・インストーラーの「データベース・レプリケーションの選択」ページで、「複製したデータベース」を選択し、通常どおりインストーラー画面を進めます。
  10. 使用するカスタム設定をステップ 7 でバックアップした古い設定ファイルからコピーし、新しい設定ファイルにもう一度手動で追加します。
    /var/opt/BESClient/besclient.config
    /var/opt/BESServer/besserver.config
    /var/opt/BESWebReportsServer/beswebreports.config
    /var/opt/BESWebUI/beswebuiservice.config
    これは、ステップ 9 のインストールにより作成されたものです。
  11. 適切な Fixlet を再デプロイして、元の BigFix サーバーに現在インストールされている UAImporter、BES サーバー・プラグイン・サービス、任意のプラグインまたはコンポーネントを再インストールします。