リレーの要件と推奨事項

通常、リレーは最小限のリソースしか使用しないため、リレーを実行しているコンピューターのパフォーマンスはほとんど影響を受けません。

ただし、複数のクライアントが同一のリレーからのファイルを同時に要求した場合は、それらのファイルを提供するために、かなりの量のコンピューター・リソースを使用する可能性があります。

リレー・コンピューターの要件は、以下の 3 つの主な要因に応じて大きく変わります。

  • ファイルをダウンロードする接続クライアントの数
  • 各ダウンロードのサイズ
  • ダウンロードに割り振られた時間
システム要件について詳しくは、「システム要件」を参照してください。
注: デプロイメント・ポートがデフォルト (52311) でない Linux コンピューターの場合、リレー機能が予想どおりに機能するには Perl をインストールする必要があります。

以下に、追加の推奨事項を示します。

  • リレーを実行するコンピューターには、BigFix エージェントがインストールされている必要があります。
  • BigFix のデプロイメントでインターネットに接続されたリレーを、認証リレーとして設定します。
  • リレーのインストール候補として適しているのは、ワークグループ・ファイル・サーバーを始め、常時電源が入っているサーバー品質のコンピューターです。
  • BigFix リレーは、その親 (サーバーまたは別のリレー) に対して両方向の TCP 接続を行う必要があります。
  • BigFix バージョン 10 GA の場合、リレーをインストールする Fixlet が正常に動作するには、Internet Explorer 5.0 以降のバージョンが必要です。BigFix バージョン 10 パッチ 1 以降の場合、この要件は不要です。
  • BigFix リレーのキャッシュ・サイズは構成できますが、デフォルトでは 1 GB に設定されています。ハード・ディスクがボトルネックにならないようにするために、リレーのキャッシュとして 2 GB 以上使用できるようにすることをお勧めします。
  • 帯域幅上の理由から、各地理的位置に少なくとも 1 つのリレーを配置することをお勧めします。
  • 非常に低速のパイプでファイルをダウンロードするリレーについては、帯域幅使用量のスロットリングを検討してください。ダイヤルアップまたは低速の VPN 接続で接続しているクライアントについては、帯域幅使用量をスロットリングすることをお勧めします。帯域幅スロットリングについて詳しくは、「https://bigfix-wiki.hcltechsw.com/wikis/home?lang=en-us#!/wiki/BigFix%20Wiki/page/Bandwidth%20Throttling」を参照してください。