本社と支社を高速 WAN で接続

この構成は、多数の大学、政府機関、および各地に少数の支社を持つ小規模な企業で一般的に使用されています。

このタイプの適用環境は、セットアップと管理を比較的簡単に行うことができます。これは、考慮する必要がある低速 WAN パイプが存在しない (またはほとんど存在しない) ためです。

この図は、地理的な位置が数カ所しかない一般的な構成を示しています。

図に関して、以下の事項に注意してください。

  • この構成では、サーバーの負荷を軽減するため、および通信を分散させ、帯域幅を最適化するために、リレーが使用されます。
  • このシナリオでは、大規模な WAN パイプが使用されるため、オフィスのリレーはメイン・サーバーと直接通信できます。シン WAN を使用する場合、場合により、リレーのレイアウトを変更する必要があります (上記および下記のシナリオを参照)。
  • 環境内にリレーが多ければ多いほど、ダウンロードおよび応答速度はより高速になります。
  • このネットワークの特性のため、クライアントが「最適なリレーを自動的に検出」に設定されていると、多くのリレーとの距離が同じになります。このシナリオでは、クライアントは、近くにあるすべてのリレー間で自動的にロード・バランスを取ります。
  • この高速 LAN では、すべてのリレーがメイン・サーバーに直接レポートする、比較的フラットな階層が推奨されます。階層内に余分なレベルがあると、不必要な遅延が発生するだけです。ただし、この環境内に 50 から 100 を超えるリレーがある場合、別のレベルにリレーを配置することを検討する必要があります。