効率的なリレーのセットアップ

効率を高め、遅延を減らすため、この会社では、サーバー負荷を軽減するためのリレー階層をセットアップしました。

追加された各リレーは、パッチのダウンロードとデータのアップロードの両方で、余分な負荷をサーバーから取り除きます。リレーのセットアップは容易です。また、最も近いリレーを自動的に検出するようにクライアントを設定できるため、管理がさらに簡単になります。

この図は、大規模な地域オフィスにある 1 つのリレーを示しています。

図に関して、以下の事項に注意してください。

  • サーバー・コンピューターから負荷を取り除くために使用される、最上位リレーと呼ばれる専用サーバー・コンピューターがあります。
  • すべてのリレーが、最上位リレーまたはより近くにある別のリレーのいずれかを指すように、手動で構成されます。リレーの構成の一般的なルールは、帯域幅のボトルネックがある場合を除き、リレーのレベルの数をできるだけ少なくすることです。細いパイプを介した通信は、リレーからリレーへの通信でなければなりません。最上位リレーはサーバーの負担を軽減し、セカンダリー・リレーは 1 回のダウンロードを数百のクライアントに分散します。
  • サーバーとの特別な信頼関係によってセットアップされた DMZ 内にリレーがあります。このリレーは、DMZ 内またはパブリック・インターネット上のクライアントを、BigFix が管理できるようにします。DMZ は、リレーと、インターネットからレポートを送信してくる一連のホーム・コンピューターおよびラップトップとの間に、セキュリティー・ファイアウォールを配置します。
  • この図には、大規模な地域オフィス内の単一のリレーが示されています。ただし、数百を超えるクライアントがあるオフィスでは、負荷を効果的に分散させるために複数のリレーがあることが一般的です。
  • 一般に、リレーの効率を最大にするためには、500 から 1000 個のクライアントごとに少なくとも 1 つのリレーを適用する必要があります。