基本的な適用環境

以下の図は、基本的な階層と、コンポーネントの接続に使用されるポートを示す、非常に単純化された適用環境です。

この図は、基本的な階層およびコンポーネントの接続に使用されるポートを示す、単純化された適用環境を示しています。

図に関して、以下の事項に注意してください。

  • ポート 80 は、HCL などの Fixlet プロバイダーからインターネットを介して Fixlet メッセージを収集するために使用されます。
  • サーバー、リレー、およびクライアントの間の HTTP 通信には、専用ポート (デフォルトは 52311) が使用されます。
  • サーバーとコンソールの間の HTTPS 通信には、専用のポート (デフォルトは 52311) が使用されます。
  • リレーは、サーバー負荷を分担するために使用されます。この図では 2 つのリレーのみが示されていますが、類似した平坦な階層で数十あるいは数百のリレーを使用することができます。通常、500 台から 1,000 台のコンピューターごとに 1 つのリレーが適用されます。
  • BigFix リレーは、UDP ポートを利用して、更新に関するアラートをクライアントに送ることもできますが、これは絶対に必要というわけではありません。
  • BigFix クライアントは、通常 PC またはワークステーションですが、その他のサーバーや、ドッキング可能なラップトップなども使用できます。パッチおよび更新の恩恵を受ける可能性のあるデバイスはどれも、適用環境に組み込む候補となります。

BigFix には、この単純な事例が示すよりも、さらに柔軟性と潜在的能力があります。何十万という数のコンピューターを監視することが可能です。それらのコンピューターが世界中に分散していてもかまいません。次のシナリオは、この基本適用環境をベースとしています。