正規版インストール

BigFix の正規版コピーをインストールするには、最初に、HCL からライセンスを購入する必要があります。

所有しているライセンス入力ファイルに応じて、インストール中に以下の 3 種類のセットアップを選択できます。
   I want to install with a BES license authorization file 
   I want to install with a Production license that I already have 
   I want to install with an existing masthead 
BES ライセンス認証ファイル
HCL からライセンスを購入した後、BigFix ライセンス認証ファイルを受け取ります。正規版インストールを初めて実行するときには、このファイルを使用する必要があります。

販売代理店は、インストールしようとするクライアント数をユーザーに要求します。この数に基づいて、代理店はライセンス認証ファイル (CompanyName.BESLicenseAuthorization などのファイル名) を作成して署名し、電子メールをユーザーに送信します。

このインストールの実行時にインターネットにアクセスしていない場合は、BigFix ライセンス・サーバーからの正規版ライセンス (license.crt) および license.pvk 秘密鍵ファイルを要求するための一時要求 (beslicense.request) が生成されます。正規版ライセンスを取得するまでは、インストールを保留状態にしておくことができます。

インターネットにアクセスできるマシン上に request.BESLicenseRequest という要求をコピーし、BigFix Web サイトにアクセスしてこの要求を送信し、自分の証明書をダウンロードしてください。証明書をダウンロードしたら、サーバーをインストールするマシンにその証明書をコピーして、インストールを続行してください。インストールを途中で終了した場合に、後でサーバーをインストールするには、既存の正規版ライセンス・ファイルを要求するオプションを使用してインストールを実行する必要があります。
注: 選択した DNS/IP アドレスは、適用環境のうちで永続的な部分となり、変わることはありません。柔軟性を持たせるために、固定 IP アドレスではなく、DNS 名を使用することを強くお勧めします。
インストール・プログラムは、適用環境に関する詳細な情報を収集してから、デジタル署名キー license.pvk と、アクション・サイト・マストヘッドと呼ばれるファイルを作成します。このファイルは、構成情報 (IP アドレスやポートなど) とライセンス情報 (許可されるクライアントの数と許可される期間) を、デジタル署名の検証に使用される公開鍵とともに結合したものです。
正規版ライセンス
サーバーをインストールするマシン上に正規版ライセンスの license.crt と秘密鍵ファイルがすでに存在するが、サーバー・インストールが完了していない場合は、このオプションを使用します。
既存のマストヘッド
BigFix サーバーまたは DSA サーバーを再インストールする場合には、このタイプのインストールを使用します。このインストールを実行するために必要な入力ファイルは、 最初のインストール時に生成されたアクション・サイト・マストヘッド・ファイルです。アクション・サイト・マストヘッドには、拡張子 .afxm が付いています。これは、BigFix サーバーの IP アドレスまたはサーバー名、ポート番号、ロック動作などのパラメーターが含まれる構成ファイルとして機能します。ここには、BigFix が使用するデジタル署名セキュリティー機構に必要な情報 (マストヘッドに公開鍵が含まれる) が格納されます。これは、指定された数の BigFix ユーザーに対して、指定された期間だけ BigFix の実行を許可するためのライセンス情報です。BigFix サーバーのインストーラーを実行するには、マストヘッド・ファイルがサーバーのインストール・フォルダーに格納されている必要があります。

正規版をインストールすると、BigFix コンソールと BigFix Web レポートにログオンするためのユーザー (デフォルト名は IEMAdmin) が作成されます。