異なるローカル・エンコードを使用するクライアントでのアクションの管理

BigFix プラットフォームでは、任意のエンコードで UNIX クライアントのファイル名とフォルダー名を指定できます。このエンコードは、BigFix サーバーで使用されているエンコードと異なっていてもかまいません。

これを行うには、BigFix アクションで、ファイル名とフォルダー名の対応する 16 進表記 (ストリング) を指定します。バイナリー・ストリングを使用する一連のコマンドが、この目的で使用可能になりました。例えば、UTF-8 エンコードで「ハロ」という日本語名を持つ新規フォルダーを作成するには、対応する 16 進値「e3838fe383ad」を次のように指定して、BigFix コンソールからアクション・スクリプトを実行依頼します。
binary name folder create “e3838fe383ad"

BigFix 9.5.5 以前では、ファイルを作成する際に FXF 文字セット (文字セットは BigFix サーバーのロケールに一致します) の文字しか使用できず、名前の検索時にはローカル文字セットの文字しか使用できません。

BigFix 9.5.6 では、バイナリー名とバイナリー・フォルダーを指定できますが、すべてのバイナリー・アクションが完全にサポートされているわけではありません。

BigFix 9.5.7 では、すべてのバイナリー・アクションが完全にサポートされています。

上記の例で使用されている binary name folder create コマンドの他に、クライアントで実行するアクションに応じて、 BigFixDeveloper サイト(https://developer.bigfix.com/relevance/reference/binary_string.html) に記載されている一連のコマンドを使用できます。