ソフトウェア・スキャンの開始
ソフトウェア・スキャン時に、スキャナーは、特定の拡張子、パッケージ・データ、およびソフトウェア識別タグを持つファイルについての情報を収集して、ご使用のインフラストラクチャー内のコンピューターに特定のソフトウェアがインストールされているかどうかを評価します。また、実行中のプロセスに関する情報を収集して、ソフトウェアの使用状況を測定します。デフォルトでは、ソフトウェア・スキャンが定期的に実行されるようにスケジュールされますが、スキャンの正確な日時を指定するか、または開始日と終了日を変更することができます。
始める前に
ソフトウェア・ディレクトリーのバックアップをエンドポイント上に格納している場合、このバックアップが別のソフトウェア・インスタンスとしてレポートされる場合があります。その場合、間違った情報が検出され、正しくないライセンス使用量が算出される可能性があります。この問題を回避するには、バックアップをスキャン対象から除外するか、データ圧縮プログラムを使用してバックアップを圧縮してください。
- ZIP ファイルや RAR ファイルなどのアーカイブされたファイル
- 特定の空白文字および他の特殊文字が含まれているパスソフトウェアがディスカバーされないことがないように、インフラストラクチャー内のファイル・パスに、サポートされない文字が含まれないようにしてください。詳しくは、こちらを参照してください:制限。
このタスクについて
デフォルトのスキャン構成を有効にした場合、デフォルトでソフトウェア・スキャンが開始されるため、この構成は不要です。
ソフトウェア・スキャンはリソースを消費し、スキャンの期間はファイル・システム内のファイルの数によって異なります。スキャンの影響を最小限に抑えるには、ご使用の環境の最も重要でない期間 (夜間や週末など) にソフトウェア・スキャンをスケジュールしてください。ソフトウェア・スキャンは、環境の変動に合わせた頻度で実行する必要がありますが、通常、レポート作成期間ごとに数回です。デフォルトおよび最小のスキャン頻度については、次を参照してください。データのスキャンとアップロードの頻度。
さらに、スキャンの影響を最小限に抑えるために、スキャンの CPU しきい値のセットアップと、キャッシュ構成の最適化を実行できます。詳しくは、こちらを参照してください:スキャナー・キャッシュ構成の最適化。
手順
- BigFix コンソールにログインします。
- ナビゲーション・ツリーで、をクリックします。
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「ソフトウェア・スキャンの開始」を選択します。
このタスクが適用されない場合は、次を参照してください。スキャンの問題。
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完全なソフトウェア検出を確実に行うには、 「ソフトウェア・ディスカバリー」」セクションの下のすべてのタイプのスキャンを選択します。
スキャナーのタイプによっては、さまざまな種類の情報を検索して、ソフトウェアがインストールされているかどうかを判断したり、その使用状況を測定したりすることができます。一般に、すべてのタイプのスキャンを定期的に実行することをお勧めします。ただし、インポートのパフォーマンスを向上させるために、各種のスキャンを異なるタイミングで実行したり、スキャンのスケジュールを環境内の複数のコンピューターに分散させることを選択できます。詳しくは、こちらを参照してください:ソフトウェア・スキャンのタイプ。
Mac OS X にインストールされているソフトウェアを検出するには、Mac コンピューターでパッケージ・データのスキャンを実行します。アプリケーション使用状況を測定するには、「アプリケーション使用状況の統計」分析をアクティブにし、「アプリケーション使用状況の統計のスキャン」を実行します。その他のタイプのソフトウェア・スキャンは不要であり、Mac OS X で無視されます。 -
レポートでライセンス・メトリック使用状況を表示するには、「追加のスキャン機能」セクションの下で該当するオプションを選択します。
注: リソース使用状況のスキャンでは、.slmtag ファイルに含まれる情報が収集されます。これらの製品のライセンス・メトリック数量は、.slmtag データに基づいており、「すべてのメトリックとすべての IBM メトリック」パネルに報告されます。報告されたデータが正確で最新のものであることを確認するには、リソース使用状況のスキャンを毎日実行するようにスケジュールすることが推奨されます。残りのスキャンを異なる時間に実行する場合は、「ソフトウェア・スキャンの開始」Fixlet を実行して、リソース使用状況のスキャンを個別に実行します。 - オプション: 基本モードで共有ディスクのスキャンを有効にするには、「リモート共有ディスクをスキャンする」を選択します。基本モードは、単一の共有ディスクが単一のコンピューターまたは数台のコンピューターにマウントされている環境に推奨されます。ただし、このモードは使用可能なソリューションの 1 つにすぎません。このオプションを選択する前に、以下を参照してください。共有ディスク上のソフトウェアの検出。
- オプション: スキャナーが使用するプロセッサー・リソースの量を制限するために、「CPU しきい値を使用してソフトウェア・スキャンを開始する」を選択します。使用量の制限を 5 から 100 の範囲で指定します。大きな値を指定すると、それに比例して使用量の制限が高くなります。例えば、75 を指定すると、スキャナー・プロセスはターゲット・コンピューターの処理能力を平均 75% 使用します。重要: しきい値を設定しても、CPU 使用量が常に指定値を下回っていることは保証されません。その値前後で変動し、その値を超過することも、下回ることもあります。一時的なピークも予期されます。 これらのコンピューターにはスキャナーがインストールされないため、この設定は Mac OS X には適用されません。
- 「アクションの実行」をクリックして、スキャンを開始します。
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スキャンを開始するコンピューターを選択します。
選択されたコンピューターで、ローカル・ドライブのみがスキャンされます。共有ディスクのスキャンについては、次を参照してください。共有ディスク上のソフトウェアの検出。ヒント: To ensure that the action is applied on all computers that are added in the future, select Dynamically target by property.
- オプション:
デフォルトでは、スキャンが週に 1 回実行されるようにスケジュールされます。スキャンの日付と頻度を指定したい場合は、「実行」タブを開きます。詳細を指定して、「OK」をクリックします。
デフォルトおよび最小のスキャン頻度については、次を参照してください。データのスキャンとアップロードの頻度。