追加ディレクトリーの除外

追加ディレクトリーをタスクで指定し、選択したエンドポイントに対してこのタスクを実行することにより、スキャン対象からそれらのディレクトリーを除外することができます。ソフトウェア・インベントリーに関連する情報を含まないディレクトリーを除外すると、スキャン処理が大幅に高速化されます。

始める前に

スキャンから除外するディレクトリーの名前を指定するには、ASCII 文字を使用します。

このタスクについて

一部のディレクトリーは、デフォルトでスキャン対象から除外されます。これらのディレクトリーをリストから削除しないでください。削除すると、BigFix Inventory で結果がテストされなかったり、サポートされない結果が発生する場合があります。完全なリストについては、次を参照してください。デフォルトで除外されるディレクトリー
アスタリスク (*) および疑問符 (?) を使用した、除外する必要がある追加ディレクトリーの指定
アスタリスク (*) および疑問符 (?) ワイルドカードを使用して、スキャンから除外するディレクトリーを指定できます。次のルールに留意してください。
  • 除外されるディレクトリーを指定する際には、アスタリスク (*) および疑問符 (?) は、通常の使用ルールに従って使用する必要があります。アスタリスク (*) は、0 文字以上の連続した文字を表すことができます。疑問符 (?) は、単一文字を表します。
  • 単一のパスに含まれているアスタリスク (*) および疑問符 (?) の数は制限されません。
  • サポートされるワイルドカードは、アスタリスク (*) および疑問符 (?) のみです。他の表現 ([a]* や [a-z] など) はサポートされないため、除外されるディレクトリーの指定に使用してはなりません。
適切に指定されたディレクトリーの例。
例 1.?:/System Volume Information

任意の区画上にある System Volume Information ディレクトリーが除外されます。例えば、c:/System Volume Informationd:/System Volume Information のようになります。

例 2.*/backup*

ファイル・システム上の backup で始まる任意のディレクトリーが除外されます。例えば、/tmp/backup/home/user1/backup20170101 のようになります。

例 3.
  • /tmp
  • /tmp/
  • /tmp/*

/tmp ディレクトリーが除外されます。

注: ワイルドカードを右の位置に配置しているのが重要です。以下のパス・パターンは、別のディレクトリーを指定します。
/tmp/*
/tmp ディレクトリーのみ除外されます。
/tmp*
/tmp ディレクトリー、および tmp 文字列で始まる任意のディレクトリーが除外されます。例えば、/tmp1/tmp123、および /tmpABC です。
*/tmp
ファイル・システム上の任意の /tmp ディレクトリーが除外されます。例えば、/tmp/var/tmp、および /home/user/test/tmp です。
例 4.*per*lib6*all

per 文字列が含まれ、その後に lib6 が含まれる文字列があり、末尾が all である任意のディレクトリー・パスです。例えば、/usr/opt/perl5/lib64/5.10.1/aix-thread-multi-64all/usr/opt/perl5/lib64/site_perl/5.10.1/aix-thread-multi-64all のようになります。

ただし、この例では、ルールに従って次のパスを扱っていません。/usr/opt/perl5/lib64/5.10.1/aix-thread-multi-64all2。これは、all で終わらないためです。

手順

  1. BigFix コンソールにログインします。
  2. ナビゲーション・ツリーで、「サイト」 > 「外部サイト BigFix Inventory v10 > Licence Metric Tool をクリックしてから、「Fixlet とタスク」をクリックします。
  3. 「除外ディレクトリーの追加」タスクを選択します。
  4. スキャン対象から除外するディレクトリーを指定します。特定のディレクトリーを指定した場合、そのディレクトリーは、そのすべてのサブディレクトリーとともに除外されます。Windows ディレクトリー・パスでは、スラッシュ (/) のみを使用してください。
    除外ディレクトリーを指定するためのフィールドを示すイメージ
  5. 「アクションの実行」をクリックして、変更内容を適用するエンドポイントを選択します。

タスクの結果

これで、スキャン対象から除外するディレクトリーのリストに新しいエントリーが追加されました。