デフォルトのスキャン構成

デフォルトのスキャン構成は、コンピューターの台数が数千までの環境にお勧めします。これにより、必要な分析がアクティブ化され、ソフトウェア・スキャンおよびキャパシティー・スキャンと、それらの結果のアップロードが、自動的にスケジュールされることが確実になります。インフラストラクチャー内のコンピューターからデータを収集し、BigFix Inventory レポートに表示するために、これらのアクションが必要になります。デフォルトのスキャン構成は、データベースへの BigFix Inventory 接続の構成時、または別のデータ・ソースを追加する際に、有効にすることができます。

自動的に生じる内容

デフォルトのスキャン構成を有効にすると、BigFix Inventory サイトにサブスクライブしている各コンピューターで、以下のアクションが自動的にアクティブ化され、スケジュールされます。後から BigFix Inventory サイトにサブスクライブしたすべてのコンピューターにも、同じ構成が自動的に適用されます。
  • 以下の分析がアクティブ化されます。
    • アプリケーション使用状況の統計
    • Linux on z Systems 用キャパシティー構成
    • インストール済み UNIX パッケージ
    • インストールされている Windows アプリケーション
    • スキャナー情報
    • ソフトウェア・スキャンのステータス
    • VM マネージャー情報
  • スキャナーがインストールされます。
  • すべてのタイプのソフトウェア・スキャンとその結果のアップロードがスケジュールされます。
  • キャパシティー・スキャンとその結果のアップロードがスケジュールされます。

さらに、追加する 2 番目の連続したデータ・ソースに対してデフォルトのスキャン構成を有効にすると、最初のデータ・ソースに対してソフトウェア・カタログが正常にアップロードされてインポートされた場合に、ソフトウェア・カタログがコンピューターに配布されます。

次に行うこと

  • 構成を有効にした後、データのインポートを実行します。ご使用のインフラストラクチャー内のコンピューターから収集されるデータが、BigFix Inventory レポートに表示されるはずです。ただし、新たにセットアップした環境では、スキャンを終了し、そのスキャン結果をサーバーにアップロードするための時間が必要です。最初のインポート後にレポートにデータが何も含まれていない場合は、スキャンが完了するまで 1 時間ほど待ってください。その後、次のインポートを実行します。

    デフォルトのスキャン構成を変更するには、「スキャン構成」パネルを使用します。または、「ソフトウェア・スキャンの開始」 Fixlet を使用して、BigFix コンソールからスキャン構成を変更することもできます。

  • キャパシティー・スキャンの重要かつ必須の追加要素である VM マネージャーを追加します。これらの VM マネージャーは、仮想マシンを管理するホストです。BigFix Inventory は、ご使用の環境の仮想容量をすでに評価できますが、サブキャパシティー使用量を正確に計算するために物理容量に関する追加データを必要とします。このデータは、VM マネージャーからしか収集できません。