環境を設定する

管理者は、ユーザーをローミングユーザーとして作業できるように設定することにより、ユーザー個人の HCL Notes® アプリケーションや設定を作業先の Notes クライアント間でローミングすることができます。ユーザーが作業先の各コンピュータで Notes にログインすると、最初に Notes ローミングユーザーステータスに変換するよう要求されます。

このタスクについて

ローミング対応するように管理者が設定したデータは、ユーザーのローミングサーバーと、そのユーザーがログインする Notes® コンピュータ間で複製されます。

管理者がユーザーを Notes® ローミングユーザーとして設定すると、ユーザーは Notes ローミングユーザーステータスに変換するよう一度要求されます。

手順

  1. ユーザーが Notes にログインすると、管理者がユーザーを Notes ローミングユーザーとして有効にしたことが通知され、ローミングによって実行できる操作の基本的な説明を受けます。変換の要求に対しては、以下のように応答します。
    • [いますぐローミングに切り替え] - 個人のアプリケーションと設定を今すぐ複製して、このコンピュータでのローミングユーザーステータスを有効にします。一度変換すれば、このコンピュータで再び変換を要求されることはありません。
    • [Notes の次回起動時に確認メッセージを表示] - 今すぐには変換せず、次回このコンピュータにログインするときに変換を要求されるようにします。
    • [次回から確認メッセージを表示しない (ローミングに切り替えない)] - このオプションを選択すると、今後このコンピュータでローミングユーザーステータスへの変換を要求されることはなくなります。このコンピュータで使用する個人アプリケーションと個人設定はこのコンピュータに対して固有のままになり、ローミングには関係しなくなります。
  2. [OK] をクリックします。
  3. 変換することを選択した場合は、[ファイル] > [複製] > [複製] をクリックして、個人アプリケーションと個人設定の複製ステータスをローミングサーバーに照らしてモニターできます。
  4. 変換することを選択した場合は、ローミングユーザーのセットアップが完了するとメッセージが表示されます。[OK] をクリックします。