Notes ローミングユーザーとして使用を開始する
HCL Domino® 管理者によってローミングユーザー機能が割り当てられます。管理者がローミング対象と設定したデータは、ユーザーのローミングサーバーとそのユーザーがログインする Notes® コンピュータの間で複製または同期されます。ローミングサーバーは、ローミング対象ファイルおよびアプリケーションと、ローミングユーザーがログインして作業しているすべての Notes クライアントとの同期を維持します。
このタスクについて
ローミングユーザーは以下の操作を実行できます。
- さまざまな Notes® クライアントコンピュータで、自分の連絡先、ブックマーク、ワークスペース、個人ジャーナルまたはノートブック、フィード、Notes® プリファレンスを操作する。
- [複製と同期] ページ () で、[Roaming Applications] フォルダにまとめたローミング対象のファイルとアプリケーションを参照し、操作する。
ローミングユーザーへの変換を求めるプロンプトを受け取ったら、個人の Notes® アプリケーションと設定は、ローミングユーザーサーバーによる複製または同期によって、Notes ローミングユーザーとして作業するすべてのコンピュータ (例えば以下のように) 間で同期されます。
- ブックマーク (bookmark.nsf)
- 連絡先 (names.nsf)
- フィード購読 (localfeedcontent)
- ノートブックまたはジャーナル (notebook.nsf または journal.nsf)
- Eclipse™ プラグインデータと設定 (roamingdata.nsf)
- Notes ワークスペース (初期は desktop8.ndk、次に bookmark.nsf によって管理)
user.dic ファイルと user.id ファイル、および特定の Notes プリファレンスと Eclipse 設定もローミングできます。
ローミングユーザーとして Notes® を起動すると、ローミング対象ファイルの最新のバージョンが、操作中のコンピュータに複製または同期されます。Notes® で作業中にこれらのファイルが変更されると、その変更内容が今度はローミングサーバーに複製または同期されます。このため、ユーザーはどの Notes® クライアントコンピュータにログインしても、同じデータを利用できます。複製と同期はスケジュールに従って実行することも、ユーザーが自分で開 始することもできます。
注: 管理者がローミングを設定した方法によって、ローミングサーバーがファイルサーバーである場合と、Domino® サーバーである場合があります。Domino® ローミングサーバーは、ユーザーのホームサーバーまたはメールサーバーである場合もありますが、常にそうとは限りません。
管理者はローミングの設定を行います。