スケジュールに基づいてエージェントをトリガーする

定期的に実行する必要のあるエージェントの場合、スケジュールに基づいて実行するようにエージェントを設定します。

始める前に

エージェントを起動するスケジュールを指定する前に、エージェントを作成する必要があります。詳しくは、「エージェントを作成する」を参照してください。

このタスクについて

エージェントは、イベントまたはスケジュールに基づいて起動できます。スケジュールに基づいてエージェントを起動するには、次の手順を完了します。

手順

  1. [エージェントのプロパティ] ボックスの [基本] タブで [スケジュール] をクリックします。
  2. [スケジュール] ボタンの横のプルダウンリストで、次のいずれかのスケジュールを選択します。Web 上ではスケジュールに基づくエージェントの呼び出しがサポートされていませんが、Web 上のエージェントは、ツール/マクロ、URL コマンドを使用するなどの別の方法で起動できます。
    一日一回以上
    このスケジュールは、ビジネスプロセスに不可欠なアプリケーションなどの優先度の高いアプリケーションや、承認のために文書を送信するワークフローアプリケーションなど、1 日に何度も複製されるアプリケーションの場合に使用します。エージェントが非常に頻繁に (5 分ごとなど) 実行されるようにスケジュールすると、サーバーのパフォーマンスに影響する恐れがあるので注意してください。
    日次
    このスケジュールは、重要ではあるが、1 日 1 回作成されれば遅延が発生しないアクティビティの場合に使用します。ニュース記事のメールや優先度の低い割り当てなど。
    週次
    このスケジュールは、日常的なタスクの場合に使用します。例えば、要約レポートの作成や確認メールの送信など。
    月次
    このスケジュールは、優先度の低い保守タスクの場合に使用します。例えば、文書のアーカイブや企業のニュースレターの配信など。
    アクセスなし
    このスケジュールは、特定の状況で実行されないようにするエージェントの場合に使用します。例えば、Web で実行されるエージェントや他のエージェントに呼び出されるエージェントにこの実行オプションを使用します。
  3. プルダウンメニューでいずれかのスケジュールを選択した後、[スケジュール] ボタンをクリックして [スケジュール] ダイアログボックスを表示します。このダイアログボックスで、エージェントを実行するタイミングついてさらに詳しく設定できます。例:
    • [一日一回以上] と指定した場合は、1 日に何回エージェントを実行するかを指定できます。エージェントが週末には実行されないように指定することもできます。
    • [毎週] と指定した場合は、エージェントを実行する曜日を指定できます。
    • [毎月] を指定した場合は、エージェントが実行される日と時刻を指定できます。
  4. 同じ [スケジュール] ダイアログボックスで、エージェントを実行するサーバーも指定します。サーバーは、[実行場所] プルダウンリストから選択できます。また、ユーザーにサーバーを選択させることもできます。
    ローカル
    エージェントはクライアント上でのみ実行します。このオプションを使用すると、エージェントがローカルの Notes® クライアントでバックグラウンドで実行されるように予定を設定できます。エージェントを含むアプリケーションはローカルでなければなりません。エージェントは現在の Notes® ID の権限で実行されます。定期エージェントをローカルの Notes® クライアントで実行するには、ユーザーは最初に [ユーザープリファレンス] ダイアログボックス ([ファイル] > [プリファレンス] > [ユーザー]) の [基本] タブで [定期ローカルエージェントの有効化] を選択する必要があります。
    すべてのサーバー
    エージェントが使用できる任意のサーバーでエージェントが実行されます。エージェントが複数のサーバーで実行され、複製されるアプリケーション内の文書を変更する場合は、実行先のサーバーを指定して、複製の競合を防止する必要があります。その後、エージェントの実行スケジュールに影響しないようにアプリケーションの複製のスケジュールを設定します。アプリケーションのレプリカではなく、コピーを使用している場合は、このオプションは問題を起こしません。
    特定のサーバー
    エージェントは、使用可能なサーバーのリストから選択した単一のサーバーでのみ実行されます。
    エージェントを有効化するときに選択する
    このオプションをチェックすると、エージェントが使用可能になったときに、ユーザーはサーバーを選択するよう要求されます。このオプションは、使用できる状態になっているアプリケーションにエージェントを配信するのに役立ちます。
  5. [対象] プルダウンリストでは、エージェントが実行するアプリケーションの文書を選択できます。選択肢には次の 2 つがあります。
    • アプリケーションのすべての文書
    • 作成または変更されたすべての文書

    これらのオプションは Web 上ではサポートされません。

タスクの結果

エージェントをスケジュールするとき、次のことを忘れないでください。エージェントが複数のサーバーで実行され、複製されたアプリケーション内の文書を変更する場合は、複製時の競合を避けるためにエージェントを実行するサーバーを指定する必要があります。その後、エージェントの実行スケジュールに影響しないようにアプリケーションの複製のスケジュールを設定します。エージェントは、日時ではなく、設定された間隔に従って実行されます。例えば、エージェントの実行を毎時間ごとに予定すると、次の実行はそのエージェントが最後に実行されてから約 1 時間後になります。