エージェントのセキュリティ

[エージェントのプロパティ] ボックスの [セキュリティ] タブで、エージェントの基本的なセキュリティを設定できます。

[セキュリティ] タブには、以下のオプションが含まれています。

1. セキュリティタブのオプションについての説明
オプション 説明
Web ユーザーで実行

このオプションをチェックすると、現在の Web ユーザーがエージェントの有効なユーザーになります。

注: 有効なユーザーとは、そのユーザーの権限でエージェントが実行されるユーザーです。有効なユーザーは、メール送信者や文書作成者として、アクセス制御リストへのアクセス権や、サーバー上にアプリケーション、レプリカ、テンプレートを作成する権限を持ちます。有効なユーザーの権限では、エージェントが実行できる処理は決定できません。これは、エージェントの署名者 (エージェントの所有者) が決定します。
代理で実行

エージェントの有効なユーザーを指定できます。制限のある署名者は、自分自身に与えられた権限でのみエージェントを実行できます。これらの署名者は、自分の名前のみを入力できます。制限のない署名者と 代理で実行 で実行する権限を持つ署名者は、他のユーザーの代わりにエージェントを実行できます。このフィールドに指定するユーザーは、アクセスするアプリケーションの ACL に含まれている必要があります。エージェントがメールを送信したり、文書を作成したりすると、ここに指定されたユーザーが、メールの送信者または文書の作成者となります。

リモートデバッグを許可

このオプションをチェックすると、リモートデバッガを使用してエージェントをデバッグできます。リモートでデバッグできるのはスクリプトのみですが、Java、式言語、シンプルエージェントで書かれたエージェントの実行をモニターまたはキャンセルできます。

制限された操作を許可する

制限のない権限を持っているユーザーは、制限あり、制限なし、制限のない管理者権限のどのモードでエージェントを実行するかを指定できます。デフォルトでは、最も安全な制限ありモードに設定されています。このオプションは、制限のある権限を持ったユーザーには影響しません。

ユーザーの有効化を許可する

このボックスをチェックすると、編集者としてのアクセス権を持つユーザーが、署名に影響を与えずにこのエージェントを有効にできます。

エージェントの参照と実行のデフォルトアクセス

エージェントを表示し実行するためのデフォルトのレベルは、[読者以上すべて] です。このオプションの選択を解除すると、エージェントを表示、実行できるデフォルトのアクセス権を与えるユーザーを選択できます。

パブリックアクセスユーザーの利用を許可

アプリケーションの文書に対するパブリックアクセス権限を持つユーザーに、エージェントの表示と実行を許可します。

制限付きの権限、および制限なしの権限に関する情報など、エージェントのセキュリティの詳細については、「サーバーと Web にあるエージェントのセキュリティ」を参照してください (「Domino® Designer ヘルプ」をインストールしてある場合)。または、Web 上の www.lotus.com/doc で『Designer ヘルプ』 をダウンロードまたは参照してください。