Notes® データベースの Activity Logging

Notes® データベースの Activity Logging では、サーバーセッション中に発生した Notes® データベースの動作が記録されます。データベースレコードには、データベース名、データベースユーザーの名前とアドレス、読み書きされた文書数、読み書きされたバイト数、データベースで実行された総トランザクション数、データベースが開いていた時間などの情報が記録されます。データベースの動作は、サーバー、ユーザー、API プログラムのどれからでも生成できます。

データベースの動作の Activity Logging レコードには、次の 5 種類があります。

  • Open レコード。データベースの開始日時を記録します。
  • Checkpoint レコード。データベースオープン中の指定されている時間内に発生する動作を記録します。
  • Close レコード。データベース終了時にデータベースセッションのすべてのログ情報を 1 つのレコードに統合します。
  • CloseEnd レコード。Notes® セッションの終了時 (クライアントがサーバーからログオフするとき) にデータベース情報を統合します。
  • MailDeposit レコード。添付ファイルを含まないメールメッセージが MAIL.BOX に保管された日時を記録します。(添付ファイルを含むメールメッセージでは、Open レコード、Close レコード、さらに場合によっては Checkpoint レコードが生成されます。)

次の表は、データベースレコードの各種類が生成される動作の例を種類別に示したものです

1. レコードと動作

レコードの種類

動作の種類

開く

  • 実際にデータベースを開く、またはデータベースを開く動作をする。例:データベースプロパティのチェック。
  • 複製を開始する。複製が必要かどうかを判断するために、データベースを開く動作も含みます (複製が必要でない場合も記録されます)。
    注: Domino® により複製が不要と判断されてデータベースが閉じられた場合は、[Duration] フィールドの値が 0 (ゼロ) の Close レコードが生成されます。
  • リモートサーバーから別のサーバーの次を開く: MAIL.BOX

チェックポイント

  • 文書を編集する。
  • 文書を保存および更新する。
  • ACL を表示または変更する。
  • データベースを開いている間に、他のデータベースに対する動作を実行する。

閉じる

  • データベースを閉じる。
  • 複製を終了する。
  • 手動か自動でログオフする (開いているデータベースにつき 1 レコード)。
  • Notes® を終了する (開いているデータベースにつき 1 レコード)。
  • リモートサーバーから次を閉じる: MAIL.BOX

CloseEnd

  • セッションの終了と同時にデータベースを閉じる。
  • サーバーから複製のために開かれたデータベースを閉じる。
  • 次からのログオフ: Notes®
  • Exiting Notes®

CloseEnd レコードには、Notes® セッションでのデータベースの動作がすべて記録されます。セッション中にユーザーがデータベースを開いたり閉じたりするたびに、データベースの Open レコードと Close レコードが Domino® により個別に作成されます。ユーザーが Notes® セッションを閉じると、セッション中に開いていた各データベースに対して CloseEnd レコードが Domino® により生成されます。CloseEnd レコードでは、Notes® セッション全体でのデータベースの動作がすべて統合されます。したがって、Notes® セッション中にデータベースを何度も開いたり閉じたりすると、そのデータベースでは Domino® によって複数の Open レコードと Close レコードが生成されますが、CloseEnd レコードは 1 つしか生成されません。

MailDeposit

添付ファイルを含まないメールメッセージを次に保管する: MAIL.BOX