LDAP の Activity Logging

LDAP の Activity Logging では、すべての LDAP 要求に関する情報が記録されます。LDAP 要求は種類によって構成が異なるため、種類ごとに異なる Activity Logging レコードが Domino® によって生成されます。

次の表は、LDAP 要求の種類とその種類ごとに Domino® に記録される情報の一覧です。LDAP 要求では、Checkpoint レコードは Domino® によって生成されません。

1. 要求に対して記録される情報 (要求の種類別)

要求タイプ

記録される情報

Abandon

組織名、ユーザー名、サーバー名、クライアント IP アドレス、放棄するコマンドのメッセージ ID、LDAP の結果コード、クライアントに返されたエラーメッセージ

追加

組織名、ユーザー名、サーバー名、クライアント IP アドレス、追加されるオブジェクトの識別名、追加される属性とその新しい値、エントリが追加されたディレクトリの名前、追加されたエントリ数、サーバーに送信されたバイト数、LDAP の結果コード、クライアントに返されたエラーメッセージ

Bind

組織名、ユーザー名、サーバー名、クライアント IP アドレス、LDAP バージョン、バインドに使用されるクライアントの名前、認証方法、LDAP の結果コード、クライアントに返されたエラーメッセージ

比較

組織名、ユーザー名、サーバー名、クライアント IP アドレス、比較されたオブジェクトの識別名、属性値代入の属性と値の部分、検索されたディレクトリ名、照会でサーバーに送信されたバイト数、LDAP の結果コード、クライアントに返されたエラーメッセージ

削除

組織名、ユーザー名、サーバー名、クライアント IP アドレス、削除されたオブジェクトの識別名、オブジェクトが削除されたディレクトリの名前、削除されたエントリ数、サーバーに送信されたバイト数、LDAP の結果コード、クライアントに返されたエラーメッセージ

拡張

組織名、ユーザー名、サーバー名、クライアント IP アドレス、拡張コマンド名、LDAP の結果コード、クライアントに返されたエラーメッセージ

変更

組織名、ユーザー名、サーバー名、クライアント IP アドレス、変更されるエントリの識別名、エントリで実行される操作 (追加、削除、置換)、変更される属性とその新しい値、エントリが変更されたディレクトリの名前、変更されたエントリ数、サーバーに送信されたバイト数、LDAP の結果コード、クライアントに返されたエラーメッセージ

DN の変更

組織名、ユーザー名、サーバー名、クライアント IP アドレス、変更されるディレクトリのエントリ、新しい相対識別名 (RDN®)、旧 RDN® の削除の有無、新しい親エントリ、エントリが変更されたディレクトリの名前、変更されたエントリ数、サーバーに送信されたバイト数、LDAP の結果コード、クライアントに返されたエラーメッセージ

検索

組織名、ユーザー名、サーバー名、クライアント IP アドレス、ベースオブジェクト、検索範囲、deref 別名、クライアント要求のエントリの最大数、セッションでのクライアント要求の制限時間、レコードに記録する情報の種類 (フィールド名のみまたはフィールド名とその値)、フィルタ、エントリごとに表示する属性、検索に要した時間、検索されたディレクトリ名、クライアントに送信されたエントリ数とバイト数、LDAP の結果コード、クライアントに返されたエラーメッセージ

Unbind

組織名、ユーザー名、サーバー名、クライアント IP アドレス、LDAP の結果コード、クライアントに返されたエラーメッセージ

LDAP サービスの設定をカスタマイズして、追加レコードと変更レコードにある [Values] フィールドで収集するデータ量を制限できます。