Activity Logging のデータを表示する

Activity Logging の情報を表示するには、activity 分析を実行します。activity 分析によって、指定した情報がログ分析データベース (LOG4A.NSF または指定した任意の名前) にコピーされます。Domino® では、ログ分析データベースはローカルコンピュータ上に作成されます。

このタスクについて

ログ分析データベースには、次の動作の情報を表示するビューが組み込まれています。

1. ログ分析データベースのビュー

表示

説明

エージェント

エージェントの動作における、ユーザー、日付、データベース、エージェント名、実行時間が表示されます。

すべて

すべての Activity Logging レコードの動作の種類とタイムスタンプが表示されます。

HTTP

HTTP の動作における、転送先サーバー、ユーザー名、日付、HTTP 要求、要求時刻、内容の長さが表示されます。

IMAP

IMAP の動作における、組織名、サーバー名、ユーザー名、タイムスタンプ、送受信されたバイト数、セッションの時間が表示されます。

LDAP 追加

LDAP 追加の動作における、組織名、ユーザー名、タイムスタンプ、追加されたオブジェクト (エントリ) の名前、受信されたバイト数、エラーメッセージが表示されます。

LDAP すべて

LDAP のすべての動作における、組織名、動作の種類、ユーザー名、タイムスタンプが表示されます。

LDAP 削除

LDAP 削除の動作における、組織名、ユーザー名、タイムスタンプ、削除されたオブジェクト (エントリ) の名前、削除されたエントリ数、エラーメッセージが表示されます。

LDAP 変更

LDAP 変更の動作における、組織名、ユーザー名、タイムスタンプ、変更されたオブジェクト (エントリ) の名前、受信されたバイト数、エラーメッセージが表示されます。

LDAP ModifyDN

LDAP ModifyDN の動作における、組織名、ユーザー名、タイムスタンプ、変更されたオブジェクト (エントリ) の名前、新しい RDN®、新しい上位のオブジェクト、エラーメッセージが表示されます。

LDAP 検索

LDAP 検索の動作における、組織名、ユーザー名、タイムスタンプ、ベースオブジェクト、フィルタ、送信されたバイト数、検索時間が表示されます。

蓄積メール

MAIL.BOX に保管されたメールにおける、サーバー名、メッセージの発信者と受信者、メッセージの保管日時、メッセージ ID、メッセージに対する処置 (MAIL.BOX にメールを保管) が表示されます。

処理済みメール

他のサーバーに転送されたメールやユーザーに配信されたメールなど、MAIL.BOX で処理されたメッセージにおける、サーバー名、メッセージの発信者と受信者、メッセージの保管日時、メッセージ ID、メッセージに対する処置が表示されます。

Notes® データベース

Notes® データベースの動作における、組織名、サーバー名、ユーザー名、データベース名、タイムスタンプ、送受信されたバイト数、読み書きされた文書数、総トランザクション数が表示されます。

Notes® パススルー

Notes® パススルーの動作における、日付、接続時間、クライアントおよびターゲットサーバーによって送受信されたバイト数が表示されます。

Notes® Session

Notes® セッションの動作における、組織名、サーバー名、ユーザー名、タイムスタンプ、送受信されたバイト数、読み書きされた文書数、総トランザクション数が表示されます。

POP3

POP3 の動作における、組織名、サーバー名、ユーザー名、タイムスタンプ、クライアントによって取得されたメッセージ数とクライアントから削除されたメッセージ数、クライアントとサーバー間で送受信されたバイト数、セッションの時間が表示されます。

Replica

複製の動作における、日付、複製元サーバーとそのデータベース名、複製先サーバーとそのパス、転送されたバイト数が表示されます。

SMTP セッション

SMTP の動作における、組織名、サーバー名、接続しているクライアントの IP アドレス、タイムスタンプ、クライアントから送信されたメッセージ数、メッセージの送信先の受信者数、クライアントとサーバー間で送受信されたバイト数、セッションの時間が表示されます。

注: ログ分析データベースには、activity 分析の実行結果の他にログ分析の実行結果も格納できます (特に、Domino® 6 よりも前のバージョンの Domino® を使用してログ分析を実行している場合)。

Activity 分析を実行する

手順

  1. Domino® Administrator で、activity 分析を実行するサーバーを作成します。
  2. [サーバー] > [分析] タブをクリックします。
  3. ツールペインで [分析] を展開し、[Activity] をクリックします。
  4. 次のどちらかの方法で、記録する動作の種類を選択します。
    • すべての種類の動作を記録する場合は、この手順を省略します。デフォルトでは、すべての種類が選択されています。
    • 記録する動作の種類の選択を解除するには、[選択済み Activity タイプ] ペインでその種類をクリックし、[削除] をクリックします。すべての動作の種類を選択解除するには、[すべて削除] をクリックします。
    • 記録する動作の種類を 1 つ選択するには、[検索するサーバー Activity タイプを選択] ペインでその動作の種類をクリックし、[追加] をクリックします。すべての種類の動作を追加するには、[すべて追加] をクリックします。
  5. 表示する動作の開始日時と終了日時を選択します。
  6. オプション: 分析結果をログ分析データベース以外のデータベースに書き込むには、[結果データベース] をクリックして、別のデータベースを指定します。[OK] をクリックします。
  7. 分析結果をデータベースの以前の結果の後に追加するには、[このデータベースに追加する] を選択します。データベースを新規に作成して今回の分析結果だけを格納するには、[このデータベースに上書きする] を選択します。
  8. [OK] をクリックして分析を実行し、ログ分析データベースを開きます。

ログ分析データベースのデータを表示する

手順

  1. ログ分析データベースがまだ開いていない場合は、次の操作を行います。
    • ローカル・コンピューターで、[ファイル] > [アプリケーション] > [開く] を選択します。
    • ログ分析データベースを選択し、[開く] をクリックします(デフォルトでは、データベース名は「ログ分析」で、ファイル名は LOGA4.NSF です)。
  2. タスクペインで、[サーバー状況] を展開し、表示する動作の種類のビューをクリックします。
  3. オプション: 結果ペインで、表示するレコードをダブルクリックします。