リレー・フェイルオーバーの構成

災害や計画的メンテナンスが原因で BigFix サーバーがダウンした場合に、DSA サーバーを使用して新規のサーバー接続が検出されることがあります。使用不可になっていたサーバーがオンラインに戻ると、そのサーバーのデータは自動的に正常なサーバー上のデータとマージされます。

フェイルオーバー処理が正常に行われるためには、クライアント設定で最上位リレーに対して __RelayServer2 を使用して (あるいはコンソール・コンピューターから右クリックで設定するユーザー・インターフェースを使用して) DSA サーバーをセカンダリー・リレーとして設定します。プライマリー BigFix サーバーで障害が発生して、下位の BigFix リレーが報告できない場合は、通常のリレー選択プロセスでセカンダリー BigFix リレー値を使用してセカンダリー BigFix サーバーが検出され、そのサーバーに報告が行われます。

注: クライアント・システムで指定された設定 _BESClient_RelaySelect_ResistFailureIntervalSeconds は、フェイルオーバーのタイミングに影響を及ぼす可能性があります。その値の範囲は 0 秒から 6 時間であり、これにより、クライアントがエラー報告を無視する時間 (秒数) を定義します。これを過ぎると、クライアントは別の親リレーの検出を試行します。デフォルト値は 10 分です。フェイルオーバー構成の場合は、_BESClient_RelaySelect_ResistFailureIntervalSeconds (定義されている場合) を小さい値に設定するようにしてください。