リアルタイム AV 除外

BigFix アーキテクチャーのコンソール、サーバー、およびリレー・コンポーネントは、大量のファイル操作を実行します。このアクティビティーは、これらの BigFix アーキテクチャー・コンポーネントが提供する機能の重要な部分です。

アンチウィルスまたはヒューリスティック・タイプのアプリケーション (HIPS など) によってファイル操作が中断または「shim 処理」されると、これらのコンポーネントのパフォーマンスが大きな影響を受けます。これにより、エラーが発生し不安定になることがあります。また、BigFix クライアントはマシンを継続的に評価し、そのために API、レジストリー、およびファイルの操作が大量に作成されます。クライアントも同じ問題による悪影響を受け、その結果、コンテンツの評価時間が大幅に長くなる可能性があります。

この問題に対処するには、以下のディレクトリーおよびプロセスを除外するようにアンチウィルスおよびヒューリスティック・アプリケーション (HIPS など) を構成します。以下の仕様は、リアルタイム・スキャンおよびヒューリスティックのフォルダー・パスおよびプロセスの除外に関連していることに注意してください。ただし、セキュリティーの観点から引き続きスケジュール済みスキャンを構成して有効にすることをお勧めします。

重要な注意事項

以下は、BigFix プラットフォーム・コア・コンポーネントにのみ適用され、BigFix インベントリー、ILMT、OSD などのソリューションを除外します (AV 例外に関して独自のガイダンスを持つ場合があります)。また、これはデフォルトのインストール・パスを使用していることを前提としています。使用していない場合は、ご使用の環境の構成に応じて適切に調整する必要があります。

AV 除外について詳しくは、『Windows での AV 除外』と『Linux での AV 除外』を参照してください。

この除外ルールの設定方法について詳しくは、ウィルス・スキャナーの説明を参照してください。

詳しくは、技術情報「BigFix クライアントおよび BigFix Inventory スキャナーを除外するようにウィルス・スキャナーを構成する」を参照してください。