ウィジェットプロパティを使用して現在のユーザー名または日付でフィルタを掛ける方法

ウィジェットプロパティを作成して、現在のユーザー名または現在の日付で情報にフィルタを掛けることができます。

このタスクについて

新規ウィジェットの作成時に、現在のユーザー名または現在の日付でフィルタを掛けるプロパティを設定できます。これらのオプションは、ウィジェット作成ウィザードを使用する場合に、 デフォルトで使用可能です。

現在のユーザー名を含むウィジェットプロパティを作成するには、次の形式を使用します。 ここで、nameType は DN (識別名) 形式を使用して解決される名前のタイプです。

${name:nameType}

例: ${name:cn}/${name:ou}/${name:o} は、CommonName/OrganizationlUnit/Organization に解決されます。

例: ${name:dn} は、ユーザーの完全識別名に解決されます。

現在日付を含むようにウィジェットプロパティを作成するには、次の形式を使用します。 ここで、dateformat は Java データ形式です。

${date:dateformat}

例: ${date:yyyy MM DD} は現在日付に解決されます (この例では「2009 03 20」です)。

サンプルユースケースは以下のとおりです。

  • google.com で現在のユーザー名を検索するウィジェットを作成できます。ウィジェットの q プロパティを $name:cn$ に設定したと仮定します。ウィジェットを実行すると、ウィジェットは google.com で現在のユーザー名を検索します。
  • Notes フィルタコマンドを使用して、特定のユーザーの Notes ビューにフィルタを掛けるウィジェットを作成できます。例えば、notescmd:filter|<name>|Notes://yourserver/yourdatabase/MainFrameset?OpenFrameset です。<name> は、${name:cn}$ に値を設定できるプロパティになります。ウィジェットを実行すると、この設定は現在のユーザー名に基づいてビューにフィルタを掛けます。