レプリカから受信する内容を制限する

[複製オプション] ダイアログボックスの [詳細] ページでは、コンピュータを指定して、1 つ以上のサーバーにあるレプリカから受信する情報の一部を制御することができます。

このタスクについて

受信するフォルダとビューのサブセットを指定し、設計要素、エージェント、複製式、アクセス制御リスト、削除、フィールドに関する変更を受信するかどうかを指定できます。

注: このページのオプションでは、複製時にコンピュータのレプリカから送信される情報は制御できません。コンピュータから送信される情報を制限するには、他のコンピュータが受信する情報に関するオプションを変更する必要があります。

[複製の設定] ダイアログボックスを開くには、カスタマイズするレプリカを開いて [ファイル] > [複製] > [このアプリケーションのオプション] をクリックし、[詳細] をクリックします。

指定したコンピュータのすべてのレプリカがフォルダやビューのサブセットのみを受信するように設定するには

このタスクについて

コンピュータやサーバー上にあるアプリケーションのすべてのレプリカが、選択したフォルダまたはビューの文書のみを受信するように制限できます。この機能は、出張用や自宅作業用に複数のレプリカを使用し、特定のフォルダやビューはオフィスでのみ使用するような場合に便利です。これらのフォルダやビューは制限されたレプリカの設計からは削除されず、フォルダやビュー内の文書のみが除外されます。

注意: この制限をコンピュータ上の既存のレプリカに設定すると、指定したフォルダまたはビューに含まれていない文書はすべて、次の複製時にレプリカから削除されます。

手順

  1. レプリカ (ローカルまたはサーバー) を開き、[ファイル] > [複製] > [このアプリケーションのオプション] をクリックします。
  2. [詳細][選択コンピュータ] フィールドで、レプリカの制限対象となるコンピュータを指定します。
  3. [複製相手] フィールドで、送信内容を制限するコンピュータ(1 つのサーバー、またはアプリケーションのレプリカを持つすべてのサーバー ([ すべてのサーバー] オプション)) を指定します。
  4. [指定したビューまたはフォルダの文書] を選択します。
  5. レプリカに含めるフォルダとビューを選択します。[Shift] キーを押すと、リスト内の連続した複数の項目を選択できます。[Ctrl] キーを押すと、リスト内の連続していない複数の項目を個別に選択できます。
  6. [OK] をクリックします。

コンピュータ上のすべてのレプリカが受信する情報を式を使用して制御するには

このタスクについて

HCL Notes® アプリケーションの設計を熟知しており、HCL Domino® Designer へのアクセス権があり、変更するアプリケーションの設計者である場合は、コンピュータまたはサーバー上にあるアプリケーションのすべてのレプリカが受信する要素を式で指定できます。

注意: アプリケーション (特にメール) の設計を変更すると、予期しない結果になる可能性があります。また、通常はアプリケーションの設計を変更する必要はありません。不明な点については、HCL Domino® 管理者にお問い合わせください。

Domino® Designer ヘルプ』がインストールされている場合は、「レプリカの内容を制限する」トピックを参照してください。または、Web 上の Documentation で『Domino® Designer ヘルプ』をダウンロードするか参照してください。

コンピュータ上のすべてのレプリカに変更を反映する設計要素とその他の要素を指定するには

このタスクについて

コンピュータやサーバー上にあるアプリケーションのすべてのレプリカに、他のレプリカの要素の変更を反映するかどうかを設定できます。デフォルトでは、複製式と個別に指定されたフィールド以外のすべての要素の変更が反映されます。次の要素の変更を反映するかどうかを指定できます。

  • 設計要素 (すべてのフォーム、ビュー、フォルダ、アウトラインなど)
  • エージェント (Web サービスを含む)
  • 複製式 (式が [複製の設定] ダイアログボックスのこのページまたは別のページで指定されている場合)
  • アクセス制御リスト
  • 削除 (フォルダなど、制御する文書と設計要素の両方)
  • フィールド (設計者の場合は、このオプションを選択して [定義] をクリックし、[カスタム] を選択して選択または選択解除が可能なフィールドのリストを表示します)

Notes®

  • [削除] オプションは、[複製相手] フィールドのすべての選択肢に適用されます。つまり、削除情報の送信元を個別に指定するために、このオプションを設定することはできません。すべての送信元に関するレプリカからの削除情報は、一括して処理する必要があります。
  • 他のオプションはすべて、[複製相手] フィールドに指定した送信元に固有となるように設定できます。例えば、サーバー A のレプリカからアクセス制御リストを受信するように選択した後、Receive from フィールドをサーバーB に変更し、サーバー B のレプリカからはアクセス制御リストを受信しないように選択することもできます。
  • Web サービスが技術的にエージェントでない場合でも、[エージェント] オプションはエージェントと Web サービスの両方に適用されます。
注意: アプリケーション (特にメール) の設計を変更すると、予期しない結果になる可能性があります。また、通常はアプリケーションの設計を変更する必要はありません。不明な点については、Domino® 管理者にお問い合わせください。

選択した設計要素の変更の反映の詳細については、『Domino® Designer ヘルプ』の「レプリカの内容を制限する」を参照してください。または、Web 上の Documentation で『Domino® Designer ヘルプ』をダウンロードするか参照してください。