チームカレンダーの作成

チームカレンダーは、スタンドアロンメールファイル内のカレンダーであり、チームの誰もがチームメンバーの空き状況を表示し、チームメンバーとの会議を招集できるようになります。チームカレンダーを使用するには、チームカレンダーを保持するメールファイルを作成します。これはメール受信データベースとして設定されます。

このタスクについて

場合によっては、Domino 管理者に連絡して、これらのステップを完了するように依頼する必要があります。

手順

  1. チームメンバーの Domino ドメイン内にあるメールサーバーにメールデータベースを作成します。Notes から、[ファイル] > [アプリケーション] > [新規] をクリックし、次の各フィールドに必要な情報を入力して、[OK] をクリックします。
    1. チームカレンダーのメールファイルを作成するために必要な情報を入力するフィールド
    フィールド 説明
    サーバー ドメイン内のメールサーバー。例えば、Mail1/Renovations
    タイトル メールファイルの名前。例えば、Sales Team Calendar/Renovations。この名前をメール受信データベース文書で参照することになります。
    ファイル名 データフォルダを基準にしたメールファイルのファイル名。例えば、次のようになります。mail\sales_team_calendar.nsf
    テンプレート Mail (R10) 以降のバージョンのメールテンプレート。ローカルクライアントまたはサーバーでテンプレートを選択できます。
  2. Domino ディレクトリにメール受信データベース文書を作成します。
    1. Domino ディレクトリから、[設定] > [メッセージング] > [メール受信データベース/リソース] をクリックします。
    2. [メール受信データベースの追加] をクリックし、次の各フィールドに必要な情報を入力して、文書を保存します。
      2. チームカレンダーのメール受信データベース文書にある必要な情報を入力するフィールド
      フィールド 説明
      メール受信データベース名 チームカレンダーのメールファイルの名前。例えば、Sales Team Calendar/Renovations
      インターネットアドレス 社外のチームメンバーがカレンダーを使用する場合のカレンダーのアドレス。例えば、salesteamcalendar@renovations.com
      ドメイン チームカレンダーのメールファイルがあるメールサーバーの Domino ドメイン。例えば、Renovations
      サーバー チームカレンダーのメールファイルがある Domino サーバーの名前。例えば、Mail1/Renovations
      ファイル名 データフォルダを基準にしたメールファイルのファイル名。例えば、次のようになります。mail\sales_team_calendar.nsf
  3. チームカレンダーのメールファイルの所有者を変更します。
    1. チームカレンダーのメールファイルを開きます。
    2. [その他] > [プリファレンス] をクリックします。
    3. [メール] タブの [所有者] フィールドの横にある [変更] をクリックします。
    4. 警告プロンプトで、[はい] をクリックします。
    5. ディレクトリを参照し、メール受信データベースに付けた名前を選択します。例えば、Sales Team Calendar/Renovations です。
    6. [OK] を 2 回クリックします。
  4. チームメンバーにチームカレンダーへのアクセス権を与えます。
    1. チームカレンダーのメールファイルから、[オプション] > [プリファレンス] をクリックします。
    2. [アクセス/代理] タブをクリックします。
    3. 下の [代理アクセスを許可するユーザーまたはグループ] をクリックし、アクセス権を与えるユーザーまたはグループの名前を追加します。カレンダー、タスクおよび連絡先
    4. [アクセス] の [閲覧/作成/編集/削除] を選択します。
  5. チームカレンダーのメールファイルを共有カレンダーにすることができます。
    1. Notes クライアントの notes.ini ファイルに $CSEnableSharedCal=1 設定を追加します。
    2. チームカレンダーのメールファイルを開きます。
    3. [その他] > [プリファレンス] をクリックします。
    4. [共有カレンダー] タブをクリックします。($CSEnableSharedCal=1 を設定すると、このタブが有効になります。)
    5. [このアプリケーションは共有カレンダーです] を選択し、[OK] をクリックします。
  6. チームメンバーにカレンダーへのアクセス権を与えます。
    1. [その他] > [プリファレンス] をクリックします。
    2. [アクセス/代理] をクリックします。
    3. 目的のアクセス権をチームメンバーに個別に与えるか、グループに対して与えます。
  7. オプション: チームメンバーに、次のステップを完了して各人の個人カレンダーにチームカレンダーを追加するように指示します。これで、1 つの場所から両方のカレンダーを参照できるようになります。
    1. 個人カレンダーを開きます。
    2. 左下のパネルで、[カレンダーの表示] > [カレンダーの追加] を選択します。
    3. [追加] フィールドで、[Notes ユーザーのカレンダー] を選択します。
    4. [ユーザー名] フィールドに、チームカレンダーの名前を入力します。例えば、Sales Team Calendar/Renovations です。
  8. オプション: デフォルトでカレンダーに開くデータベースを設定します。
    1. [ファイル] > [アプリケーション] > [プロパティ] をクリックします。
    2. 起動タブ (5 つ目のタブ) をクリックします。
    3. [名前] フィールドで、[CalendarFS] を選択します。