FillDB 並列処理の有効化

BigFix サーバーで、FillDB プロセスは、以下のアクティビティーを単一スレッドで実行します。

  • バッファー・ディレクトリー・コンテンツの読み取り。
  • 以下を含む、レポートの解析。
    • 暗号化されたレポートの復号。
    • 圧縮されたレポートの解凍。
  • データベースへのレポート・データの保管。
  • 他の DSA サーバーからのコンテンツの複製 (オプション)。

追加のスレッドが、BigFix Query 処理によって返されたレポートに対して同じタイプの処理を実行します。

V9.5 パッチ 5 以降、フレッシュ・インストール時およびアップグレード時に以下のルールに従い、並列処理はデフォルトで有効になります。
  • マシンに 6 個から 9 個のコアがある場合、3 個の解析スレッドおよび 3 個のデータベース更新スレッドを構成することにより、並列処理は標準レポートに対して有効になります。
  • マシンに少なくとも 10 個のコアがある場合、並列処理は標準レポートと照会レポートの両方に対して有効になります。それぞれのレポート用に 3 個の解析スレッドおよび 3 個のデータベース更新スレッド、合計で 12 個のスレッドを構成します。
BigFix サーバーで以下の設定を構成することにより、FillDB 並列処理を手動で有効または無効にすることができます。
  • ParallelismEnabled
  • ParallelismEnabledForQuery
FillDB 並列処理を有効にした後、BigFix サーバーで以下の設定を指定することによって、その動作を構成できます。
  • NumberOfParsingThreads
  • NumberOfDBUpdatingThreads
  • MaxNumberOfReportsReadyForDB
  • MinNumberOfReportsReadyForDB
  • MaxNumberOfReportsInParsingQueue
  • NumberOfParsingThreadsForQuery
  • NumberOfDBUpdatingThreadsForQuery
  • MaxNumberOfQueryReportsReadyForDB
  • MinNumberOfQueryReportsReadyForDB
  • MaxNumberOfQueryReportsInParsingQueue
これらの設定について詳しくは、「並列 FillDB の構成 」を参照してください。
上記の 1 つ以上の設定に対する変更をアクティブ化するには、以下のステップを実行します。
BigFix サーバーが Windows システムにインストールされている場合:
  1. BES FillDB サービスを停止します。
  2. Windows レジストリーで設定の値を必要に応じて更新します。
  3. BES FillDB サービスを開始します。
BigFix サーバーが Linux システムにインストールされている場合:
  1. besfilldb を停止します (例: /etc/init.d/besfilldb stop)。
  2. besserver を停止します (例: /etc/init.d/besserver stop)。
  3. besserver.config ファイルで設定の値を必要に応じて更新します。
  4. besserver を開始します (例: /etc/init.d/besserver start)。
  5. besfilldb を開始します (例: /etc/init.d/besfilldb start)。